【第11話】試験

こうして俺達はオクレ兄さんの死と引き換えにもののけを倒し、無事に僧さんの試験を達成する事ができたのであった。


(オクレ兄さん…君の事は忘れないよ…)


皆で合掌をし、冥福を祈った。



やがて月日は経ち、今度は自分の昇進試験が始まった。

与力→侍大将→目付、ここまでは記憶にないほど順調に昇進し、次は奉行試験だ。

その奉行試験は寺裏でババアを倒すという試験内容であった。

皆に手伝ってもらいいざ寺裏でババア退治!

と、思ったらあっさり終了。

あまりの弱さに驚いた。

しかしこの弱さとは真逆になんと報酬の修得値がマックスなのだ!

しかもこのババア報告さえしなければ何度でも戦えるというお手軽さ。

当時は修得のおいしい狩り場も混雑していたり、TDなどない時代だったのでこいつを利用して皆で修得をしようという事になった。

何戦もした頃、足利の雪野みぞれという名前の侍がこちらに近付いてきた。


『よかったらお試しで数戦だけでいいので私達も入れてもらえませんか?』


徒党員が増えて楽しくやれるのは大歓迎である。

みぞれさんを勧誘すると、


『もう一人いるのですがいいですか?』


そう言うと後から一人の鍛冶屋がやってきた。

後から来たこの男の名前は追内信。通称ボッターのぶおである。

そして徒党に勧誘し、ババア狩りを始めたのだがあまりの作業の為つまらなかったのか二人はすぐに徒党を抜けていった。


(なんだったんだろう?)


そう思ったが気にしない事にした。

これがボッターのぶおとの初めての出会いであった。



その後ある程度修得を済ませた後ババア退治を寄り合いに報告し、奉行試験をクリアした。

そして数日が経ち、いよいよ次なる試験、中老試験が発生したのであった。

家老王になる為には決して避けては通れない道。

だがしかし中老試験をクリアするには最大の問題があった。

それは当時足利家はスイスの為、自国合戦がまったくなかったのだ。

その頃はまだ初心者であまり国勢の事はわからなかったがどうやら足利家は三好家の敵対枠を取る事ができず万年スイス状態になってしまっていたのだ。
(補足:当時は遠征という制度はなかった為、近接している国としか合戦できなかった)


ご存じの通り中老試験をクリアする為には自国合戦が必要不可欠である。

簡単なのは合戦が頻繁に起こっている国に移籍して中老試験を受けることだ。

しかし俺は足利家に愛国心があり、移籍をするという選択肢はまったくなかった。



そして奉行のまま幾日か過ぎていった。



そんなある日、ちゅうおが何やら騒いでいた。



ちゅうお『浅井が敵対枠空いてて両国同意して自国合戦が近々起きるらしいよ!ははっw』



俺『おー!』



どんな経緯でそうなったかは不明だがなんと隣国である浅井家との合戦開催が決定されたのである!


中老試験ができるかもしれないという気持ちと自国合戦ができるという事に心踊らせた。


体中からあの熱い気持ちが溢れ出てきた。


『今度はこの足利家の一員としてあの東西戦の時のような熱い戦いができるんだっ!』


そんなワクワク感や期待感を隠しきれなかった。





だが後に陰陽師という職の合戦での不遇さを嫌というほど思い知らされることになろうとはこの時はまだ知らない。




そして時は経ち、ついにその時が訪れた!






足利家vs浅井家






大津合戦開幕であるっ!

【つづく】

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【第12話】大津合戦。哀しみのおんもイラネ

2004年 夏。


足利家vs浅井家の大津合戦が開幕された。


いよいよ自国合戦の開催であるっ!


この頃は今のように21時~1時などと合戦時間が決まってる事はなく、メンテが終わるとすぐに戦いが始まり、昼夜問わず陣取り戦が発生していた。


俺はこの日、少しばかり開幕に遅れてしまったが急いで寄合いで旗をもらい、山城と近江の関所まで走った。
(補足:当時は評定から合戦に飛ぶのではなく、寄り合いで旗を貰って関所まで走らなければならなかった。)


ドーン


~大津~



(あの時の懐かしい雰囲気だ…)

俺の中であの東西戦の時の熱い気持ちがまた蘇る!

当時はまだ軍馬などの兵種もなければ大砲などもない。

まさに体と体のぶつかりあい。

そんな合戦であった。



リネ・リドル・ちゅうお・天・千円札・アキ・タコ・あさき・ボッターのぶお

知人達はすでに大津合戦場に集結していた。



そして少し遅れをとったが俺もいよいよ戦場に足を踏み入れた!



しばらくすると何やらサイレンの音が聞こえてきた。


ウ~ウ~


【我が陣営の三淵が敗退しました!我が方の中先が敵のものとなりました!】



ログが流れた。

武将が敗退したのである。

しかしこちらも負けずと相手の陣を落としていくっ!

まさにデットヒート!激しい戦いだっ!



だがこの時、俺の中ではある違和感があった。



(あきらかにあの東西戦の合戦とは何かが違う…)



その理由はすぐにわかった。



(そうか!対人戦が東西戦と比べあきらかに少ないんだ。)



そう。


同じ合戦でも東西戦は対人戦メインのお祭りに対し、今回の大津合戦では陣を落として戦果を上げる事が最重要であり、対人戦は勝敗には直接的には意味を持たなかったのだ。


(そうか。通常の合戦では武将を倒し、陣を落とさないといけないんだな。)


中老試験も発生していた俺はちょうどいいや程度のそんな軽い気持ちでいた。


だがその考えは甘い考えだった。


この後、俺はあの【陰陽師は合戦では使えない】という噂通り、陰陽師での合戦の辛さを痛いほど痛感する事となる…





そんな中、浅井家では【まなぴよ隊】を筆頭に睨みをきかせ、我が足利家からは【武●会】(現在はもうない)が迎え撃つという、各国エース同士の激しい合戦抗争が繰り広げられていた。(俺の主観)


この頃になると俺はレベル33になっていた。

【おんもう特戦隊】の仲間達も一緒に成長してきた為、皆も丁度それくらいのレベル帯であった。

だが周りを見渡すと俺達よりも高レベル、40代中盤~から中にはマックスレベル50の人もいたりした。
(補足:当時はレベル50がMAX)

だが俺達は俺達で対人をしたり自分達でできる事を精一杯やり、合戦を楽しんでいた。



しかしそんなある日の人の少ない朝の陣に悪夢は起こった…



足利エース徒党の【武●会】のリーダーである明智(仮名)がどうやら武将に行くのに固定徒党のアタッカーが一人不在の為、掲示板で臨時にアタッカー募集をしていた。

この頃は今あるゲリラや追尾での取り付きなどはなく、先陣であろうが徒党でつくのが当たり前の時代だった。


明智『武将行きま。誰かアタッカーで来れる人よろw』


明智の大声が掲示板に響き渡った。

言葉遣いが悪かったが当時明智は足利の主力エース様だ。誰も何も言わない。


明智『誰か武将行けるアタッカーいないんか?』


明智は掲示板で大声で叫んでいたが、朝の陣という事もあり、人が少なく名乗り出る者は誰もいなかった。


もちろん俺も一応アタッカーではあったが低レベルなので自重していた。


すると明智がこちらに近付いてきて俺に向かって周囲会話で一言こう言った。



明智『なんだ陰陽師か。おんもイラネ』



俺『…』



俺は何も言い返せなかった。


しばらくすると明智は他の人を補充し、追い討ちをかけるよう俺にこう言った。



明智『武将行くんで露よろw』



悔しかった。


これを機に俺は明智の事、そしてエース徒党の【武●会】が大嫌いになった。


だがそれでも足利を出ようとは思わなかった。


(今はまだ無理でも俺はいつか…いつか必ずこいつを抜く!)


そう心に誓い、右手に持つ錫杖を強く強く握り締めた。





※【明智】という名前は仮名であり、実際にいらっしゃる明智さんの名前を持つ方とはまったくの別人ですのでご了承ください。

【つづく】

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【第13話】いざ!中老試験へ!

あれ程悔しい思いをしても俺は相変わらず大津合戦場へと足を運んでいた。

使えない陰陽師でもやはりこの戦の雰囲気が好きで俺には大切な仲間達がいるからだ。





合戦場では今日もまなぴよ隊と明智隊の壮絶なバトルが繰り広げられていた。


取って取られて。

激しい戦いだ。


この日は朝の陣という事もあり合戦場に知り合いが誰もいなかった。

そんな中、何をするわけでもなくただ合戦場を一人で走り回っていた。

味方中中に到着した頃、そこには一人の40代後半の高レベルの僧がおり、周囲会話でこう言った。


僧『おはよー。ちょっと防衛でもしようかと思ってきたけど敵来ないねぇ。』


この僧の名前はひらがな二文字で覚えやすかった。

これが後に天邪鬼一門のクルーの一員となる男、ぺしさん、通称ペッとの最初の出会いであった。

今まで合戦に参加していて見た事はあったが話した事はこれが初めてであった。

しばらく雑談などの会話をしてるとぺしさんが言った。


ぺ『相手攻めてこないからうちらも攻めようか』


と。


俺『あぁ露するよ~』


そう言うと予想もしなかった言葉が返ってきた。


ぺ『いや、一緒に武将行こう。集めるね』


!!


俺『えっ!?陰陽師だけどいいの?』


ぺ『ぜんぜん問題ない。』


なんとぺしさんはこんな陰陽師の俺を武将に誘ってくれたのだ。


すごく嬉しかった。


今でもその時の気持ちは忘れない。


(世の中明智のような嫌な奴ばかりじゃないな)


そう思った。



やがて徒党が出来上がり、こうして生まれて初めて武将へ行く事になった。


いざ!中老試験へ!


俺はヘッチャラな顔をしていたが内心緊張のしすぎでドキドキが止まらない。


実装を確認し、丹を飲む。


そしていよいよ出発の時がきた!


目的の武将は味方右先奪還の今村という神主。


今は奪還武将は【守将】という無名の武将が沸くが、当時は奪還武将でもちゃんとした名前のある武将が沸いていた。

もちろん奪還武将でも倒すことができれば中老試験突破である。
(補足:現在の合戦では奪還武将では中老試験は不可)

当時は追尾で取り付くなどということは一切せず、カウント0になったらすかさず走って取り付くのが当たり前だった。



『カウント0の文字が出たら周りをみないで全速力で陣まで走るんだよ。』



事前にそう説明をうけていた。


どうやらラグの都合上、実際は動いていてもしばらく止まって見えるらしいのだ。


そして露をしてくれる人も集まりいよいよカウントダウンが始まる!


5…

4…

3…

2…

1…

0!!!!!!



一斉にスタートした!!!

無我夢中で陣まで走り、陣に辿り着いた時、


バシューン!


テーテレレレー♪


見事フル取り付きである!!!!!


(よかった・・・)


取り付きに成功し、安心したがそれはまだ早い!

ここからが本番なのである!




俺はすかさず呪縛を繰り出した!!!



『ハアアアアアア!』


バシュンッ!


見事に5体に呪縛が入った!


が、しかしここで徒党の侍さんに注意されてしまう。


侍『呪縛をすると沈黙が上書きできないので呪縛はしないほうがいいですよ。術もしてくるようになっちゃうし。』


そうなのだ。


今の仕様でもそうだが呪縛のあとに沈黙を入れても上書きができないのだ。

当時は皆生命2000前後、術がだだもれではすぐに全滅してしまう。

それならば物理攻撃を鍛冶屋で受け止めよう。当時の武将は皆そのスタイルだった。

そして当時の術には必ず準備があり、術止めは基本忍者の不意打ちか侍の沈黙のみ。

この頃の武将系は一所懸命や陽動など使ってこなかったので守護ぬけで確実に不意打ちで止めることができた。





特化もなにもない時代。




陰陽師が武将にできる行動・・・




それはあまり意味を持たない低速や暗黒、そして攻撃手段としては煉獄や万雷のみであった。



一体づつ撃破をしていくのが当たり前の武将戦で、横削りなどしても何の意味もない。

回復されるだけであったり生命が減り、痛い技能が飛んでくるだけなのである。


『きゅーきゅーりつよーほーどーせいがんかーふじょーじあ』


それでも仕方がないので俺は万雷準備をした。

徒党の忍者さんはガシガシ術を止めながら威力の高い不意打ちで敵にダメージを与えている。

しかし俺は時には攻撃を受けて準備が止まってしまったり、術が通ったとしても全体にしょぼいダメージを与えるだけであった。



『おんもイラネ』



明智のあの言葉を思い出した。



自分で陰陽師を動かしていてまさにその通りだと思った。

陰陽師入れるくらいならば忍者2にしたほうが100倍マシである。



陰陽師の無力感を痛いほど感じた・・・



でもぺしさんはフォローしてくれる。



『暗黒の▼や煉獄の▼がかなり役にたってるよ』



そう言ってくれた。


お世辞であったとしてもこの今にも逃げ出したい状況でその言葉は嬉しかった。


無力ではあったが所詮は先の武将。


俺のせいで時間はかかったがやがて撃破することができた。


中老試験突破である!


『おめでとう』


徒党の皆がそう言って祝ってくれた。

無力で役に立てなかったが嬉しかった。

こんな俺を誘ってくれたぺしさんに感謝してもしきれないほどである。

もしこの時ぺしさんと出会ってなかったら今の自分はいなかったかもしれない。



こうして俺は初武将をなんとか撃破し、無事中老になることができたのであった。


所属部隊長は【池田隊】だった。

弱くて有名な四天王で少しガッカリもしたが、後に天邪鬼一門のクルーとなる、【真木瀬理那】、通称まきぃの実兄の真木兄貴がそこには所属していた。
(補足:当時は所属部隊長が落とされると次に沸くまで合戦場へ戻ることができず死ぬと転生を受けなければならなかった)


そんな池田隊所属ではあったが自分の紹介文の【中老】という文字が嬉しくて何度も見直した。



また一歩家老王に近づいたのだ!


だがしかし先武将でこの無力感。


こんな俺が家老になれる日などくるのだろうか?


【つづく】


《次回予告》



さば×3信on史上最大の黒歴史に挑むっ!

果たして結末に待つものは生か死か!?



次回第1部完結編【PANPIECE・さくら編】


乱世の怒りが俺を呼ぶ…


~お願いとお断り~

・この物語は今から10年以上も前の話であり、ネタと割り切ってご覧ください。
・次回登場するさくらギルドの人物はすべて仮名であり全員現在はすでに引退しております。
・数話に分けて書きますが、一部の記事につきましては過激な表現が含まれている為、パスワードでの限定公開とさせて頂く予定であります。もし興味のある方はメインキャラ【佐馬鯖紗羽】までお問い合わせください。
もしくはメインキャラ名か本名を明記の上、こちらまでお問い合わせください。



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【第14話】さくらとの出会い

※本編に入る前にお願いとお断りとご案内※

・この物語は今から10年以上も前の話であり、ネタと割り切ってご覧ください。

・今回登場するさくらギルドの人物はさくらを含むすべての人物が仮名であり、全員現在はすでに引退しております。

・数話に分けて書きますが、一部の記事につきましては過激な表現と写真等が含まれる予定の為、パスワードでの限定公開とさせて頂く予定であります。
もし興味のある方はメインキャラ【佐馬鯖紗羽】までお問い合わせください。
もしくはメインキャラ名か本名を明記の上、《こちら》までお問い合わせください。


それでは一旦CM入りま~す!




ライサバプ入会3億人突破!!ありがとうございます!ありがとうございます!(妄想)


それでは本編をどうぞ。







【第14話】さくらとの出会い




中老試験に見事合格した俺は、前にも増して合戦に夢中になっていた。


役には立たない陰陽師だがこの雰囲気が好きだった。


その日も俺はいつものように大津合戦場に足を運び合戦場を走り回っていた。



『敵中中敵襲!!!!!!』



遠くの方から大声が聞こえてきた。


敵徒党が敵中中を奪還しようと徒党がやってきたのである。


俺はすぐに現場へと駆け寄った。


他の人達も敵中中へと集まってきた。


敵徒党はどうやら露払いが甘かったらしくNPCに捕まっていた。


どうやらこの徒党は一軍のまなぴよ隊ではなく浅井家の新米兵士達のようだった。


まなぴよ隊が取り付きに失敗するははずがないのだっ!


(なんだ二軍か…)


とも思ったがほかっておくこともできない。


この時代は軍馬や鉄砲の兵種などない。


ソロが徒党にできる事といえば足止めをして疲労を増やすことである。


しかしそれではいつかは取り付かれてしまう。


どうしたものかと考えていると一人の侍さんが声を上げた。



侍『この徒党を迎撃したいと思います。ここにいる方で即席徒党に参加できる人はいませんか?』







俺は名乗りを上げた。


武将では役立たずな陰陽師でも対人戦でならば活躍もできるからだ。


他の人も数人名乗りを上げた。


そして即席ではあったが対人徒党が完成した。


その徒党の中に彼女はいた。


俺と同じくらいのレベル帯でポニーテールの赤い束帯がよく似合うかわいらしい女陰陽師、さくら(仮名)である。



『よろしくおねがいします。』



あいさつを交わし、敵徒党がNPCを倒し終わるのを待った。



NPC『オーコレデワタシワ』



やがて味方陣営のNPCが敵徒党に敗れ、いよいよ対人戦がはじまった。


こちらの徒党は陰陽師が俺とさくらの2人、敵徒党は忍者が2人入っていた。


呪縛が思うように炸裂し、相手は武将徒党という事もあり俺達はあっさりとこの戦いに勝利した。


テレレッテッテーレーレー♪

俺『やる時はやるぞ!』



俺は勝利のおたけびを挙げた。


さくら『ヤッタネ^-^』


さくらも嬉しそうだった。


やがて党首である侍さんが言った。


侍『また攻めてくるといけないのでこのままもう少し徒党のままでいましょうか。』


『了解です。』


皆そう答えた。

目的は果たしたが徒党は解散せずそのまま残った。

やがて少し時間は過ぎ、中中の防衛をしているとさくらが言った。


さくら『少し離籍しますね^-^』


俺『いってらしゃいー^^』


さくらが離籍をした。


5分ほどしてさくらが戻ってきた。



さくら『たらいも~(顔文字)』



俺『おかいも~^^』



さくらのチャットの語尾にはかわいらしいイモムシのような顔文字が入っていた。


一見どこにでもあるような当たり前のような言葉のキャッチボールだ。


するとさくらから対話がきた。


さくら『あは^^返事してくれたのさばさんだけだね。なんか嬉しかったよ。ありがと^^*』



《返事をしてくれた》



ただそれだけの事がさくらにとっては嬉しかったらしい。


しかし俺はそのあまりにも純粋でピュアな対話に内心ドキっとしてしまった。


すぐに返事を返した。



俺『いやいや、普通にあいさつ返しただけだよー。』



さくら『さばさんいい人だね~。友達になろうよ。』



俺『喜んで。こちらこそどうぞよろしくね。』




その後もいろいろな会話をし、たわいのない雑談で話が盛り上がった。



これが【さくら】との運命の出会いである。






しかしこの俺とさくらとの出会いが後に起こる、さば×3信on史上最大最悪の黒歴史、あの大事件を起こすきっかけになろうとはこの時はまだ誰も知らない・・・


【つづく】

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【第15話】嫉妬の果てに

それからというもの俺は何をするにもさくらと共にするようになった。


合戦中、味方徒党が右後の磯野陣を落としたところで疲労を取りながらさくらと俺、そしてさくらの知人であるイルカ仮名の3人で徒党を組み雑談をしていた。


すると見覚えのある奴が目の前を横切った。


俺『いよう!』



リネ『おう』


リネだ。


ちょうどいいやと思い、リネも徒党に勧誘し二人に俺の知人だと紹介をした。


それから少しの間4人で正座をしながら陣中で雑談をした。


合戦場だというのにそんな事を忘れるくらいマッタリとしていた。


やがてその週の合戦も終わりある平凡な日。


俺はリネ・リドル・天・千円札・あさきの6人で徒党を組みいつものように遊んでいた。


するとさくらがログインした。


ログインするとさくらは必ず、



『ただいま~^-^』



と対話をしてくるかわいい奴だ。


俺はそんなさくらにどんどんとひかれ、気がつくとさくらのことを異性として好きになっていた。


画面ごしの恋。


だが当時はそんな事はどうでもよかった。


俺はそれほどさくらに夢中だった。


そして俺はさくらと俺の仲間達とも仲良くなってもらいたいと思い、さくらを徒党に勧誘して仲間達を紹介した。


リネは以前合戦場で会っていたので初対面ではなかったが他の連中はこれがさくらとの初対面だった。



さくら『よろしくおねがいします^-^』


リネ『よろしくー


リドル『よろしくおねがいしますヒャッハー!』


千円札『よろしくおねがいします』


天『天です。よろしくね~』


あさき『・・・』



こうしてさくらに仲間を紹介し、皆で狩りなどして仲良くなった。



(仲良くなってくれてよかった。)



そう思ったが一人だけは何か違和感あるようだった。



『なんか好かん。』



そう言ったのはあさきだ。


何が好かんかと聞くと、誰にでも気があるような態度をとっているように見えてそれがどうも受け付けないという。



『まぁ人にはそれぞれ考え方があるからな。』



俺はそう言ってその話を聞き流した。



後日・・・



いつものようにさくらと二人で徒党を組み雑談をしているとさくらがこう言った。



さくら『さばにね、今度はわたしの仲間紹介するよ。』



さくらがそう言うと二人で美濃まで来た。


少し待っていると数人がこちらの方にやってきて徒党に加わった。


さくら『わたしの仲間達。仲良くしてね。』


まさ、のり、ひなの、ごくう、(全員仮名)の4人であった。


今でいう一門のようなギルドだ。


このメンバーで家族ごっこをしているのだと嬉しそうにさくらは話した。
(※実際の家族ではない)


少し最初は照れくさかったけど皆すごくいい奴等ばかりで気がすごく合い、俺達はすぐに打ち解けた。


皆で協力して生産や採集をして助け合ったり、すごく温かみがあった。


それからまた数日が過ぎた。


紹介をきっかけに俺はさくらの仲間達ともすっかり仲良くなっていき、さくらも俺の仲間達とすっかり仲良くなっていた。


仲間達にはさくらの事を好きになってしまったという事も素直に話した。



楽しくて平和な毎日だった…



だがさくらがどんどんと俺の仲間達と仲良くなっていき嬉しい反面、そんな八方美人なさくらに対して俺はヤキモチを焼くようになっていた。


そんな日々の中、【嫉妬】という悪魔が俺の中で膨張し、やがて光臨した。







そして事件は起きた。







ある日俺はログインし、まずはいつものように知人覧を見た。


その日は俺よりも先にさくらはログインしていた。



俺『おはよ~今日は早いね』


さくら『おかえり^―^今日は時間ができたからぁ』



いつものような挨拶をした。


しかしその日さくらは誰かと徒党を組んでいた。


家族の誰かと組んでいるのならなんとも思わなかったのだがこの時は家族は誰もログインしていない。


俺はただそれだけの事が気になって気になって仕方がなかった。


そんな心境の中、挙動不審に左京を歩いているとそこにリネが現れた。



俺『いよう』


リネ『おう』



こんないつものような挨拶。


しかしなにやら様子が変だ。


リネは誰かと徒党を組んでいて表示が【2】となっていたのだ。


いつもならばリドルや千円札と組んでるんだな思うがその日はそうではなかった。



(一体誰と…?まさかっ!?)



俺の頭の中でいけない妄想が膨み、そして自体はエスカレートするっ!


やがてどうしても我慢できなくなった俺はリネに対話した。



俺『おい!お前今さくらと徒党組んでるだろ?何で二人きりで徒党組んでるんだ?俺の気持ち知っててふざけんな!』



さくらに夢中の余り、周りの見えなくなってしまっていた俺は熱くなりついついこんな事を言ってしまったのだ。



リネ『はぁ?何それ?たしかに組んでるけど美濃に行くのに強行貸してくれって頼まれたから組んでるだけだわ!』



早馬などないこの時代、足利家は浅井家と敵対していた為、美濃に行くには強行が必要不可欠であった。


そんな中さくらとリネはたまたま強行隊列をする為徒党を組んでいただけなのである。


続けてリネが言った。



リネ『お前が俺をそんな風に見てるなんて思わなかった。もうお前とは付き合わない。じゃあな』



リネを完全に怒らせてしまった。




(し…しまった…!)




さくらを想うあまりに俺は取り返しのつかないひどい事をリネに言ってしまった。


ハッと我に返った時には時すでに遅し。


俺達の友情に亀裂が入ってしまった。


自分の軽率な行動に後悔した。


俺は自分のした行動の愚かさを悔やみ、そしてすぐに謝罪の対話を送った。



俺『ごめん。そんなつもりじゃなかったんだ。許してくれ』




・・・・・




しかしリネからの返事は返ってこなかった。



しばらくするとリドルから対話がきた。




リドル『お前なんか純に言ったらしいな。なんかすげー怒ってたぞ。今は誰とも話したくないってさ。もう辞めるって言ってんぞ!』



あのいつもは陽気なリドルでさえ真面目に対話をしてきた。



俺はひたすら対話で謝った。


だがその日はいくら誤ってもリネから対話が帰ってくることはなかった・・・




翌日・・・




このような出来事があり、リアルでも落ち込んでた俺はこの世界に誘ってくれたリアル知人Y【第1話参照】に、この成り行きの話などをすべて説明しながら相談した。


たかがゲームの世界ではあるがそこにはちゃんとした人間関係がある。


俺は真剣に悩んだ。


もう辞めてしまおうかとも考えた。


だがそれではただ逃げるだけだと自分に言い聞かせた。


それにやっぱりこのゲームも好きだし俺にとってリネは大事な知人だ。


こんな別れ方、こんな終わりだなんて嫌だった。


そんな考えを巡らせている中、ログインした。



(どうかいてくれ・・・)



心から願った。


そして知人覧を開いてみた。




そこには【夜桜純】という名前が白く光っていた。




(よかった。まだいた。)




俺は無我夢中で対話をした。



俺『先日は本当にごめん。くだらない嫉妬でお前を本当に傷つけてしまった。』



俺『もう許してもらえるとは思ってない。お前が俺を見るのが嫌ならこれで二度とお前の前に姿を見せない。』



俺『でも一つだけ最後のお願いがある。』



俺『こんな風にお前と離れていくのはどうしても嫌なんだ。』



俺『どんな罵声でも受ける。返事してほしい。そうしたら俺は心おきなくこの世界を去ることができる。』







しばらく静寂な時が流れた・・・・








リネ『俺もお前の気持ち知ってて勘違いさせるようなことして悪かったな。大人げなかった。ごめんな。これからもよろしく!』









もう昔のようには戻れないと覚悟をしていた。



予想もしなかった言葉だった。



その暖かい言葉にリアルで涙が出た。



俺『本当に悪かった。そしてありがとう!こちらこそこれからもよろしく!』



こうして俺達は仲直りする事ができた。



もう少しで大事な友を失うところであった。



俺はもうこんな辛い思いを二度とするものかと心に誓った。








だが愚かな俺はこんな出来事があったにも関わらず、それでもさくらの事が好きで好きでたまらなかった。


今思えば本当におめでたいマヌケな男である。






































俺達はまだ何も知らない・・・






































後に起こるあの本当の【大事件】の事を!!!


【つづく】

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【小谷城合戦 MAD】


【帰参者編主題歌ウィーキャン】

プロフィール

さば×3

Author:さば×3

信長の野望online天翔記出身、現雑賀衆さば×3のてきとー小説ブログです。
遊びにマジメ、仕事はてきとーです!

2015年6月24日より連載開始。

初見の方はカテゴリより【第0話】から読まれる事をおすすめします。

~お願いと注意事項~

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・更新は不定期で行いますのでご了承ください。

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・本作品は基本的にノンフィクションではありますがフィクションもまじっております。

・登場する人物は一部仮名で表現しております。

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