【第31話】黄泉クエ

2周年記念東西合戦も終わり、俺はまた薬師の育成を再開した。


もう育成のコツがわかっているという事もあるが薬師は陰陽師の時とは違い育つスピードが断然に早かった。


あっという間に泣き草を卒業しエスカレーター式に育ち気がつけば四神も終了していた。


レベルが上がれば上がるほど狩りにボスにとひっぱりダコだった。


陰陽師の時は匿名など使ったこともなかったがあまりの勧誘対話に初めて匿名を使用したのもこの頃だった。



(陰陽師と大違いだ…)



よくそう思ったものだ。


そしてそんな薬師は特に苦労することなくレベル53を迎えた。


陰陽師をこのレベルにするのにはあんなに苦労したのにこの差は一体何なんだろう?


本当に疑問に思った。





そんな薬師育成に励んでいたある日の事だった。





この日、特にやることもなくフラフラしているとある対話がきた。



『こんにちは。よかったら魔犬行きませんか?』



ま…魔犬だとっ!?


魔犬と言えばまだ記憶にも新しい陰陽師での惨敗劇。→第28話参照


あの時は何の知識もなくお試しでやってみただけだったがそれでもひどい惨敗だった。


しかし今回は勝ちに行くとのこと。


あまり自信はなかったが以前の陰陽師での敗退のリベンジを兼ね、俺は薬師でその野良徒党に参加することにした。


やがてメンバーが揃い俺達は黄泉の魔犬へと向かうこととなった。


しかしここで魔犬と戦う前にまず第一の戦いが俺達を待受けていたのだっ!


それは当時を知ってる人ならば誰もが経験しただろう、その名も、


【黄泉ダッシュ】


この頃は隠形薬や瓦版なんて便利なものはない。神隠しももちろん見破られてしまう。


更に死んで飛んでしまうと自勢力か同盟勢力の拠点に飛んでしまう仕様だった。


俺は山城生まれの山城育ち。


俺だけならば仮に飛んでしまったとしてもすぐそこの右京の寺に飛ぶだけで問題はなかった。


だがもし武田や北条など遠くから来た人が飛んでしまうと当時は早馬もなく、また黄泉まで辿り着くにはそれはそれはすごく時間がかかる事になり取り返しのつかない事態になる。

その為この黄泉クエをする場合には【転生】は必須であった。


そしていよいよ運命の黄泉ダッシュの時が来たっ!


ここで成功するか失敗するかでは今後の展開や徒党の雰囲気がガラっと変わる。


俺達はある作戦を立てていた。


まずは右京を拠点とする俺が先頭を走り、露となりその後ろに遠くから来てる人が追いかけるという作戦だ。


そして俺達はその作戦の通りに走り出したっ!


数々の襲われログが飛び出す!




ササササッ




スイスイと敵の合間をすり抜ける俺っ!さすが俺っ!その姿はまさにカールルイスだっ!


やがて先頭を走る俺は敵にからまれる事なく無事に魔犬まで辿り着くことができた。


我ながら完璧な露払いだ。



(よかった…)



だが次の瞬間だった。






徒党員A『すみません;;捕まってしまいました;;』







露払いは完璧なはずだった…


だが後ろを走っていた人がなぜか捕まってしまったのだ。


どうやらその人はあまり慣れてなく動作キャンセルができていなかったようだ。


でも薬師の俺は生き残ったので魔犬のところで転生すればいいか。と考えていた。


しかし問題が起きた。


徒党員Aは動作キャンセルができなく、どんどんと先頭に離されていき俺達の姿を見失ってしまった事により迷子となり魔犬とは違う方向へ行ってしまったのだ。


当時は今のように%mpで矢印を出す機能はない。


よって迷子となってしまった徒党員Aに魔犬現地の場所を伝えるには口答で説明するしか方法はなかったのである。


しかし必死な説明も虚しく魔犬まで辿り着くことができずにタイムオーバー。


遥か彼方の自国拠点へと飛んでしまった。


仕方がないのでまた黄泉比良坂入り口まで走ってきてもらうことにした。


早馬などないのでその移動だけですごく時間がかかった。


何十分かが過ぎようやく黄泉入口まで辿り着き今度は徒党員Aにしっかりと動作キャンセルのやり方を教え、また右京を拠点とする俺が露払いをしながら魔犬へと向かった。


ただ【魔犬まで行く】ということだけでこの時すでにリアル疲労とストレスがかなり溜まっていた。


そして今度は無事に魔犬まで無事に辿り着けた。


しかしそこで俺達が目にしたものはひどい光景だった。


なんとそこには魔犬を囲むものすごい人だかりがあった。


そこには見渡す限りの人!人!人!人!


皆黄泉クエを進めていこうとしているのだ。


当時は現在のように他の徒党とは同時に戦闘はできない仕様だった。


他の徒党が終わるのを順番待ちをするという状態なのである。


そしてそんな皆が順番待ちをしている時、中には



『そんな順番を待つルールなんてない!』



と言い即座に叩く人もおり、よく揉めてる姿をあちらこちらで見掛けた。


もちろん順番を待たない人は負けると誰も転生をくれなかった。


どちらが正しいとかは一概には言えないが俺達は素直に順番を待つ事にした。


そんな中、数十分待ちようやく俺達の番がきた。


黄泉ダッシュに失敗し、順番待ちをし、魔犬に行きませんかと誘われてからすでに2時間の時が経過していた。


ただボスをやるというだけでこの手間…


うんざりした。


しかしやっと魔犬と戦うことができるっ!


いざ!魔犬戦へっ!





バシューン!

ア~ア~ア~アアアア♪






クレジットが流れる!





いよいよ戦いの時だ!





開幕!












魔犬『ガウウウウウ!』



【噛み砕き・極】







鍛冶屋『オーマイガー』






・・・






徒党会話に沈黙の霧がかかった。



魔犬は初期に緑の▲がある為最速で攻撃がやってくる。



そこで運悪く今回のように開幕に【噛み砕き・極】がきてしまうと当時の生命力と防御力では到底耐えることができなかった。


開幕から盾を失った俺達はその後一人一人魔犬のエサとなり死亡。


俺達の魔犬戦はわずか3分足らずで終了してしまったのだ。


2時間かけて魔犬と戦う準備をし3分で敗退終了…


本当に割に合わなかった。


転生を受け、そしてまた準備待ちである。


そこから更に約1時間程待ち、ようやくその日2回目の俺達の順番が回ってきた。



バシューン!




(どうか開幕噛み砕き・極はこないで…)




そんな願いが通じたのか開幕は魔犬は爪を投げてきてそれを見事に避けるという最高のスタートをきった!



徒党員ABCD『やった!』



徒党に歓喜の声が聞こえるっ!


開幕を凌ぐことができた俺達はその後、鍛冶屋が鎧の極みを維持することができ痛い1と2の攻撃も耐えれるようになったことで安定することができた。


開幕は本当に大事である。


やがて激戦の末5の骨男を撃破!


すぐに生命の少ないコウモリとブタも撃破!残り4体だっ!


しかも徒党は安定しているっ!



(これは勝てるぞ!)



そう思った矢先に事件は起きた。














6の狼『ウウ~!』







【恐怖の叫び声】




なっ!!なんだとっ!!!






徒党員ABCDEF俺『や…やめてくれぇぇぇ><』




バシィッ!





『ウッ!』




その願いも虚しく誰かが恐怖の叫びを食らった声がした…


恐怖を食らってしまったのは盾鍛冶とアタッカーの武芸だった。


残り4体になってこの恐怖の叫び…


恐怖の叫びってどんな叫び声だよっ!!!


今の仕様では戦闘開始時に戦闘に参加していれば再度入り直せるのでまだ希望はあるが当時は青ネームで脱兎や逃げ、回線落ちなどで一度その戦闘を抜けてしまうと二度と再インはできなかったのだ。


よってこの恐怖の叫びは某竜退治ゲームで例えるとやっとの思いでロンダルキア初到達後ブリザードと遭遇し、ザラキで全滅してしまう状況に等しかった。

ブリザード


盾鍛冶と武芸が恐怖の叫びを食らってしまった事により脱兎し後4体になったにも関わらずそこから負けてしまったのだ。


なぜコーエーは再インできない青ネームの敵で脱兎をする技能など実装するのだろうか?


こんな技能はどう見てもただの嫌がらせにしか感じられない。


そう思うとだんだん腹立だしくなり、よくコーエーにサポートでクレームを言ったものだ。


ちなみに現在では連射兵種をサポートにクレームを入れ続けているというのは内緒の話だ。


強くて負けるのならばまだ納得もできる。


だが脱兎のようなこんな卑怯な技で負けるのは本当に納得いかなかった。


そして全滅をしてまた転生をもらう。


悔しくて仕方がなかった。


この時点で魔犬に誘われてから約4時間の時が過ぎていた。


もうリアル深夜だ。


他の徒党からは誰かが寝落ちしてしまって起きない><などの周囲会話もよく聞こえてきたりした。


俺達も疲労の限界である。


そして次でラストにしようということでまた1時間程順番待ちをし、いよいよラストチャレンジの時がきた。



『いくぞっ!』



バシューン!




ア~ア~ア~アアアア♪




















魔犬『ガウウウウ!』






【噛み砕き・極】







鍛冶屋『オーマイガー』










GAME OVER





【つづく】

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【第32話】が・・・駄目っ・・・!

何時間もかけ戦ってきた魔犬も結局勝てずにその日は終わった。




その日得たものは疲労と苦い思い出だけであった。




翌日。




また同じ党首の人から声がかかりリベンジに行くことになった。


しかし昨日の苦い思い出が頭を過ぎりあまり乗り気ではなかった。


しかしせっかく誘ってくれたのだからとこの日も魔犬リベンジへと向かった。


そして徒党が完成しまずは黄泉ダッシュ。



今回は見事成功である。



現地に着くとまだ時間が早かったせいかこの日はガラガラで待ち時間もなくすぐに魔犬と戦うことができた。


リベンジの時である。


開幕からアルゴもよく安定。


昨日の脱兎の失敗を反省し骨男を倒したらすぐに狼を倒した。


たんたんと戦闘は進んでいき、気がつけば魔犬は後1のみになり蘇生準備ばかりしている。


魔犬は蘇生に必死であったが俺達がそんな蘇生を通すはずもない。


やがて魔犬は力尽き見事勝利である!


本日1回目で一発クリア。


こんなあまり乗り気がなく待ち時間もないような日は勝てるというあるある法則だ。


そしてまだ時間も早かったのでそのまま次のボスである析雷へ行こうということになった。


また例によって右京を拠点とする俺が先頭を走る作成だ。


結界を超え俺達は析雷へ向けて一斉に走り出した。


この先は一本道で迷うことはないという事前の情報を入手していたことで迷子になる心配はなく俺達は安心していた。


だがそれは大きな間違いであった。


俺達が進むこの先に【奴】が待受けていたのだっ!






先頭を突き進む俺っ!コウモリ、ネズミをサササッとかわす俺っ!さすが俺っ!その姿はまるでカールルイスだっ!



(余裕だな…)



動作キャンセルが完璧な俺の前ではこんなものは朝飯前だ。


やがてくねくねした道を抜けたところで少しばかり広い広場のような場所へと辿り着いた。


俺は特に何も考えずにその広場をまっすぐに突き進んだ。


まっすぐにだっ!


うそっぷ



するとそんな俺に向かってものすごい勢いで襲いかかってくる奴がいた!




それは憎たらしい顔をした犬だった。





犬『ガウウ!』




バシューン!



なんとカールルイスとも言われたこの俺に全速力で向かってきて追いつかれてしまったのだっ!



俺『くっ!』



即逃げを入力したが憎たらしい顔をした犬は頭突きを繰り出し俺を逃がしてはくれないっ!




死ぬっ・・・死んじまう・・・!

かいじ3




俺『うわぁぁぁ』





やがて俺はその犬の猛攻に耐えきれずに息絶えた。


だが俺がいい具合に露払いとなり他のメンバーは全員無事に析雷まで辿り着くことができた。


本来の目的は達成である。



僧『転生しましょうか?』



徒党の僧さんがそう声をかけてくれたが拠点は右京ですぐ来れるので俺だけのために怪我待ちなど申し訳ないと思い飛んでまた走り直すことにした。



次は簡単に辿り着けるだろうと思っていた…



かいじ4




何度何度走っても広場であの憎たらしい顔をした犬に捕まってしまうのだっ!


奴は足がもの凄く早かった。


やがて俺は観念して転生を受けることにした。




俺『地道にいこう・・・!キラン☆ミ』

かいじ2




やはり地道に怪我待ちが確実だ。



誰も何も言わなかったが、



(最初から転生受けてろよ!)



そんな徒党の心の声が伝わってきた。


こんな辱めを受けた屈辱はいつか必ず返してやる!と心に誓った。


こうしてなんとか析雷まで辿り着いた俺達は怪我待ちの後いよいよ第二のボスである析雷と戦うのであった!




析雷戦。




初めてその容姿を見たがカラカラと音を立てなんと不気味な格好をしたボスなんだろう…


しかしそれでいて異様にでかく、そして不思議な敵であった。



バシューン!

ア~ア~アアアア♪





析雷【雷撃準備】


キュイーン♪





析雷はなんと開幕弱い術を準備してきたのだ。



(開幕からいきなりこんな弱い術を準備とかこいつは俺達を馬鹿にしているのか?)



魔犬とは違い開幕からぬるいアルゴである。


次のターンは詠唱韻。


侍がすぐにその詠唱を看破で消す。


魔犬があまりにも強かったのでこいつはもっともっと強いのかと思っていたら拍子抜けだった。


だがまだ何かきっと奥の手を隠しているはずだっ!


そう警戒しながら戦闘は進んでいった。


たまに大車輪というガシガシと二回殴る攻撃をしてきたが極みを重ねた盾鍛冶屋が受け止めればそれほど痛くはなかった。


そして骨男を倒し6の首も撃破。


すると魔犬同様析雷は蘇生準備ばかりするようになった。


そんなものを俺達が通すはずもない。みね打ちや痺れ斬りで確実にその蘇生を止めていく。


残りは157。


57は守護し合うので後回しにして1に攻撃開始だ。


析雷は準備ばかりしているのでタコ殴りし、痺れてる間にスクラップにしてやった。


その姿はガラクタそのものであった。


1が落ちてしまえばもう消化試合である。


その後、『やらないか?』と言わんばかりに愛し合いながら守護し合う57を倒し見事成敗完了!


ほも



なんと析雷は初チャレンジにして一発クリア。


たまたまいいアルゴだったからかもしれないがこの析雷はあの魔犬よりも弱い気がした。


魔犬の時は時間もかかりすごく苦労しただけにあっけなく終了したこの析雷戦は何か物足りなさを感じた。


そして俺達はこの長い黄泉の道のりを抜けいよいよ根の国へと旅立つのであった。








ここからが本当の地獄の始まりとは知らずに…





【つづく】


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【第33話】地獄絵図

こうして魔犬と析雷を撃破した俺達は新天地根の国へと行くことになった。


この時点で攻略先行組はすでにイザナミ宮に到達しており、その狩場はすごく報酬がうまいという噂を耳にした。



(俺も早くこの先にいるボスを倒してイザナミ宮で狩りをするぞ!)



そう思っていた。


そして根の国に入り俺達はまっすぐにダッシュした。


ここはカーブも段差も少なく、そして敵は足が遅い。


黄泉と比べるとダッシュはすごく楽だった。


だがお約束なのであの言葉を言っておこう。


先頭をまっすぐに突き進む俺っ!亡霊や亡者達をサササッとかわす俺っ!さすが俺っ!その姿はまるでカールルイスだっ!


やがて少し進むと人ごみが見えてきた。


次なるボス黒雷である。




(道も簡単で析雷もあの程度の強さだった事だし次もたいしたことない敵だろう。)




そう思っていた。


しかし今までと違って何かがおかしかった。


そう。


順番が回ってくる時間があきらかに早いのだ。


それは開始する徒党が戦闘をはじめても少しするとみんな死んで全滅してしまうからである。


それほどこの黒雷というこのツッパリのような奴は強いのか?


たけまる2
※画像はイメージです。

そう不思議に思いながらも俺達の黒雷初挑戦がやってきた。





バシューン!

ア~ア~ア~アアアアア♪





開幕!














7のブタ【妖かしの影】




ブオオオオオー








俺達『なんだこれ???』









シビシビシビッ







俺達『な…なんじゃこりゃぁ…』


なんじゃこりゃ








なんと開幕いきなり毒を食らいながらの全体麻痺!









黒雷『闇旋風!』







俺『うわあああああ』






俺達の黒雷デビュー戦はわずか開始数秒で終了した。



一瞬なにが起こったかわからなかった。



な…何を言っているのかわからねーと思うが俺も何をされたのかわからなかった…



それはまるでポルナレフ状態だ。


ポルナレフ



そして我に返った時、絶望感だけが俺の中に残った。


しかしまだ一回目。


もう一度やってみようと順番を待ち、再度戦うもまたしても惨敗。


勝てるかも?と思える事もまったくなく俺達はあっけなく負けてしまった。


そして次をこの日ラストにしようと順番待ちをした後3回目のチャレンジ。


開幕はアルゴがよく凌げた。


だがまだ油断はできない状況だ。


激しい戦闘が進んでいき5の餓鬼がもう少しで落ちるぞ!と思ったその瞬間・・・







黒雷『沈黙の霧・参』







『うわっ!』







沈黙の霧を全員くらってしまう。






僧『解呪薬がありません><』






リアルでも沈黙の霧だ。





そして更に追い討ちをかけるかのように、







2の鬼『魔の祝福・参』








なんと魔の祝福・参というこの技、準備もなく敵の生命が全回復してしまったのだ。


今まで与えてきたダメージは一体何だったのだろうか。。。


また振り出しに戻されてしまったのである。


そんな状況から勝てるはずもなくまたしても惨敗。


現在では僧兵さんがソロでも倒せてしまいそうな勢いだが当時ではこんなのどうやって勝つんだろう?と本気で思ったものだ。


俺達の心は完全にへし折られていた。


そしてこの日は解散となりまた作戦を立て後日行ってみようという事になった。





後日・・・





今度は作戦を立て、魔の祝福・参や術があまりにもひどいので沈黙役を二人にして行くことにした。


鎧、軍、仏、武芸、忍者、神、医術の俺である。


もちろんこんな強ボスに陰陽師の枠などない。


そして作戦は軍楽と忍者が知力装備で2と7をメインに沈黙をくばっていくという作戦である。


実質盾が1枚となってしまうので開幕は完全回復を鍛冶屋にすることにし、単体回復をメインに仏門が後光で沈黙の霧をおさえつつ全体回復をしていくという作戦だ。


そして例によって順番待ちをし、いよいよこの日最初のチャレンジが始まった。






・・・・が






釣りきれず、沈黙もレジられあっけなく敗退。


析雷が雑魚すぎで油断していたがこいつは異常に強かった。


本当にこんなの倒せるのか?というレベルではあったが実際すでにイザナミ宮まで辿り着いている人はいるのだ。


不可能ではない。


そして転生をもらいまた順番待ち。


正直順番待ちにもうんざりしていた。


そんなうんざりしている中、衝撃な自体が起こった!


それはなんと俺達の後に戦った別徒党の戦闘が異様に長いのである。




(ま…まさか倒せるのか・・・!?)




自分のことではないがドキドキしながらその戦いの行方を待ち続ける。



そして何十分もすぎたその時、




黒雷『ウガアアアア!』




なんと天下無双と思われていたあの黒雷が倒れたのだっ!


その徒党は俺達の目の前で強敵黒雷を倒していた。




(倒せるんだ・・・)




そんな事を思いながら目の前で勝利したこの徒党を見つめ少し希望が見えてきた。




『よし!俺達も勝とう!がんばるぞ!』




士気が上がった。















はずだった・・・・














しかし士気は上がれどその戦う相手の黒雷が倒されたまま沸かないのである。




『なんで黒雷いないの?』




そんな会話をしながら不思議に思っていると一人の徒党員がネットで調べてくると言った。





しばらくして徒党員は青ざめた顔をして帰ってきた。









『黒雷沸くの2時間後だって・・・』








なっ!!!!





ただでさえ順番待ちで待ち時間がひどいというのに黒雷は一度倒されると2時間ポップしないというのだ。


どうみてもおかしな仕様。


だがこれが当時の仕様であった。


その日は休みでやる気はあったので俺達はよそ事をしながら2時間ひたすら待った。







2時間後・・・







ようやく黒雷が沸いた。



前回の敗北から約3時間程待たされようやく黒雷戦再開である。















と、思ったその時・・・











バシューン!









なっ!?





なんと後から来た他の徒党が有無も言わず黒雷を叩いたのだっ!



ざわざわ・・・ ざわざわ・・・

ざわざわ


根の国がざわついた。


すると他の順番を待っていた徒党の人たちが激怒しだした。



他の徒党『ふざけんじゃねー!』



罵声が飛び交う。


そして俺の徒党の鍛冶屋もキレてしまい対話を送るという。



鍛冶屋『こっちは3時間も待ってるのに何勝手に叩いてるんですか?』



向こうの徒党『そんなの知らない。勝手にそんなローカルルールなんて作らないで。迷惑。』



こんなやりとりがあったようだ。


しかし少しするとその徒党は黒雷にあっさりと負けた。



『ざまぁみろ!!!』



そんな声が聞こえてきた。


するとその徒党はこう言った。




『転生よろw』




もちろんそんな徒党に転生する人など誰もいない。



しばらくして誰にも転生をもらえなかったこの徒党は、



『小さいやつら。』



と捨てセリフを吐いて飛んでいった。



順番を待って戦うかそんなルールはなしで叩き合いで戦うか。


どちらが正しいとも言えないが、ここには確実に【譲り合い】などという言葉は存在しなかった。



そしてしばらくすると先程の連中が戻ってきた。




『お前らもうくるな!』



『なんでお前にそんな事言われなくちゃいけないんだ!』




そこら中から罵声が聞こえる。


また言い争いだ。


また叩かれてはかなわないと取引画面を開いてその徒党の邪魔しようとしたりしている人も何人もいた。


やがて観念したのかその徒党は諦めて帰っていった。


この当時の根の国の状態はまるでクモの糸をよじ登るあの童話のようなまさに【地獄】そのものであった。


こんな状況からいつしか黒雷管理労働組合という黒雷の順番を指示する訳のわからない組織まで存在するようになっていた。


そしてそんな揉め事もようやくおさまり俺達の順番が回ってきた。


この時すでに先ほどの敗北から約4時間以上の時間が経過していた。


俺達のストレスも限界だった。














そして沈黙2枚という作戦がうまくいき激しい戦いの末、俺達はようやくこの強敵黒雷を撃破することができたのであるっ!!





『おめでとう』




まったく心にもないそんな周囲の声が聞こえてきた。


この後の徒党は更にここから2時間沸き待ちをしなければならない。ご愁傷様だ。






本当にここまで長く辛かった・・・





ようやく俺達はこの苦しい黒雷から開放されたのだ。





しかしこの先で黒雷を撃破した者達は口を揃えてこう言った。





『黒雷は天国だった。』



と。




この後あの【ンコマン】に俺達は未だかつてない程の絶望と地獄を体験させられるのである・・・


【つづく】


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【第34話】第2部完結!俺を待つのは戦いだけなのか!

黒雷を撃破した俺達は次なる敵、伏雷へと向かった。


そこにはあの強敵黒雷を倒した勇者達が勢揃いしていた。


だが話を聞くと黒雷が天国に思える程この伏雷はやばいと皆口を揃えて言う。



(さすがにレベルも黒雷より低いしそれは少し言い過ぎだろう。)



そう思っていた。




『うわぁぁ』




伏雷と戦っていた徒党が全滅する声がした。



『もう10回は負けてます;;』



そんな会話が聞こえてきた。


あの黒雷を倒した徒党ですらこの有様。


一体この伏雷、どれほどのものだと言うのだろうか?


そしていよいよ俺達の順番が回ってきた。


伏雷初挑戦である。




バシューン!


デデデデデデッデ♪




音楽も伏雷のレベルが低いのでクレジットではない。


拍子抜けだ。


まずは様子見で普通に戦っていく。


1は普通に殴ってきただけだった。


黒雷の闇旋風の方がぜんぜん痛い。


次のターンは万雷準備。


軍楽がこれをみね打ちで止める。


こんな敵のどこが強いというのだろう?


みんな強い強いと言っているがこの程度で強いとか本当に黒雷倒してきてるの?とさえ思った。



キラーン☆ミ


伏雷の目が不気味に光ったように見えた。


そんな伏雷はまるで某ロマサガ2のクジンシーのように俺達にこう語りかけてきているようであった。





伏雷『なかなかやるな。だがまだ若い』

クジンシー






伏雷『食らえっ!』



【ソウルスティール雷雲招来!】


クジンシー2



ゴゴゴゴゴゴ!


その姿はまるで七英雄クジンシー。


まさにそれは奴の必殺技ソウルスティールとも言えるだろう。


大地がうねるような音がした。






【全体にダメージ約2000】





俺達『うわぁぁ』





俺達は一気に全滅した。


当時は盾鍛冶屋の生命が4000あれば廃鍛冶屋と呼ばれてた時代。


後衛の生命は皆3000弱だ。


こんなダメージを準備なしで食らってしまったらひとたまりもない。


俺達はあまりのその突然の出来事にただただ呆然とするだけだった…


この時初めて皆が口を揃えて【黒雷は天国だった】と言う理由がわかった気がした。


そんな絶望の中にいた俺達であったがもう一度順番を待って戦うことにした。


どの徒党もバタバタと倒れ順番が回ってくるのが異様に早かった。


やがて俺達の順番が回ってきた。


開幕忍者が1sして行動をおさえてみるも2ターン目にまたあれがくる。




【雷雲招来!】






俺達『うわぁぁ』



ものの数分で敗北。


この雷雲招来という技は威力が強いのは当然だが使用頻度もかなり高かった。


初めて戦った時はたまたまアルゴがよくあまりやってこなかっただけなのである。


最後にもう一度だけ戦ってみようと戦ってはみたが、





【雷雲招来!】






俺達『うわぁぁ』





であった。



そしてこの日は解散。


後日、他の徒党に誘われ何度も行ってみたが何回戦ってもまったく勝てる気がしなかった。


そのあまりのクソっぷりに俺はこの憎たらしい顔をした伏雷を【ンコマン】と名付けてやることにした。


伏雷



今俺にできる精一杯の抵抗である。


そしてそんなンコマンにズタボロにやられている時、初めて密教・術忍の存在を知った。


どうやらその2特化はあのクソ技能【雷雲招来】のダメージを軽減できるらしいのだ。


しかし当時知人でそんな特化をしている人は誰もいなく野良で密教・術忍でボスに来てくれるような人など滅多にいなかった。


紹介文には【伏雷×】と書いている密教さんも珍しくなかった。


そんな時代なので軽減を入れて戦えることもなく普通徒党で何度も何度もチャレンジを試みたが何回戦ってもンコマンには勝つことができなかった。










いつしか俺は心身共に疲れ果て黄泉クエを進めることを諦めた。









その憎たらしい顔をしたンコマンを、この時にはまだいない未来の武芸が成敗してくれるその時まで…






【第2部・完 つづく】







《次回予告》




戦国時代支配を目指す武芸の将星

武芸の刀が不気味に輝き始めた。

次回 PANPIECE 第3部開始 武芸覇道編!

大津乱るる時 旭現れり!!



武芸の刀は俺が守る!



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【第35話】第3部開始 武芸覇道編!大津乱るる時 旭現われり!!

2000年の歴史を刻み

受け継がれてきた

恐るべき暗殺拳があった。

その名をさばさば神拳

天空に繋がる七つの星の元

一子相伝のさばさば神拳を巡って

悲劇は繰り返される…







《武芸覇道編》






2005年8月







俺はこの日、薬師で合戦デビューをすることにした。


育成の為しばらく合戦から離れていたがやはりあの合戦の雰囲気は好きだ。


寄合所で旗を受け取り大津合戦場へと足を運んだ。


そして合戦場に入った瞬間、



『こんばんは。よかったら武将行きませんか?』



即対話がきた。


陰陽師の頃には経験したことのない人気っぷりだ。



(優遇職はこうも必要とされるのか…)



と、思いながらも俺は段々と誘われるということに慣れていってしまっていた。


そしてそんな俺は徐々に天狗になり始め、昔はあれほどしていた党首をすることはなくなっていた。


その時の俺はただ優遇職をしているだけで【俺様は強いんだ!】という錯覚さえ起こすようになっていた。


そんな日々が続き、いよいよ薬師での家老試験が始まった。


あの記憶にも新しい陰陽師の家老試験の時の熱い気持ちが今再び蘇るっ!
















…ことはなかった。




優遇職ということで常に誘われる薬師は何の苦労もすることなく試験徒党に入ることができた。


もちろんこの本陣徒党に陰陽師の姿はない。


ガチガチの構成で本陣徒党が組まれそしていよいよカウントが始まった。




















0!






俺達は一斉に本陣に走り出した。


もう慣れてることもありPCに叩かれることも徒党が割れることもなく四天王赤尾にフルで取り付いた。


薬師での家老試験が始まった。


陰陽師の時(第25話、第26話参照)はドキドキが止まらず手が震えていたものだがこの薬師の試験ではまったく緊張すらしなかった。


四天王戦と言っても準備止めのない薬師はいちいちバーを見たりすることも特になく、ただ状況により単体回復、全体回復を選ぶだけというそれはまさにただの作業である。


そして赤尾戦も終盤を迎え、やがて四天王赤尾は力尽きその場に倒れた。


なんと家老試験一発クリアである。


陰陽師の時と比べなんというあっけない家老試験なのだろう。


陰陽師での家老達成の時は嬉しくてたまらなかったがこの薬師での家老試験は正直何の感情も沸かなかった。


陰陽師があまりにも不遇だったので次は皆に必要とされる職をやり誘われたい…


その思いで作成した薬師。


実際その願いは叶い徒党に引っ張りダコだった。







でも何かが違う…







そんな思いはあったがその【何か】が何なのかが自分自身わからずにいた。


モヤモヤした心境の中、幾日かが過ぎた。


そんなある日、織田から移籍してきたという見たことのない一人の武芸がいた。


その武芸との出会いこそが俺の信on人生を大きく変えることになろうとはこの時は夢にも思わなかった。






その武芸の名は上田旭通称である。





武芸なんて今までいろんな人と組んできた。


その時は一人の武芸が移籍してきただけという軽い認識で特に気にも止めていなかった。


そんなある日いつものように俺は薬師で大津合戦場にやってきた。


するとすぐに武将のお誘いの対話がきた。


もう慣れっこだ。


この頃になると誘われることに慣れてしまった俺はかつてあんなにもがんばっていた陰陽師をまたやろうとはまったく思わなくなっていた。


そして薬師でその誘われた徒党へ入る。


その徒党に旭はいた。


いつもその徒党は和田明花という固定の薬師がいるのだがこの日は不在らしく俺にお呼びがかかったという訳だ。


そして他の徒党となんら変わりなく武将へ取り付く。


だがここからが他の武芸とは違った。





旭『受けてみよ!受けてみよ!受けてみよ!』





なんと何を血迷ったのか旭は五連撃・改を繰り出した。


当時は武芸のアタックといえば気合いの都合上、鬼神突か四連撃・改が当たり前だった。


それなのにこの旭という武芸は五連撃・改を繰り出しているのだ。




(馬鹿なプ芸だな。どうせ見栄はってやってるだけですぐにガス欠だわ…)




と思っていた。


だが旭はガス欠になるどころか次々に毎回五連撃・改を繰り返すっ!


しかもその威力は並の武芸が準備をして鬼神突で出せる程のダメージを五連撃・改で叩き出しているのだっ!


やがてそんな旭の前に武将などあっという間に瞬殺。


そのあまりの強さと五連撃・改に魅せられてしまった。


俺は旭に興味がすごく沸き、後からなぜそんなに五連撃・改を連発できるのか?なぜそんなに威力があるのか?などの話を夢中になって聞くと装備の付与が生命120気合い240腕力50という斬新なものだった。


当時は生命240―腕力50でも廃装備と呼ばれていた時代。


俺の中でかつてないほどの衝撃が走った。


それからというもの俺は他の徒党に入って並の武芸を見るとどうしても旭と比較してしまうようになっていた。


それ程当時の旭の強さと印象は凄まじかったのだ。


俺はそんな旭にゾッコンになり、他の武芸では満足のできない体になってしまったのであった。

ほも
※決してホモではありません。





【つづく】



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Author:さば×3

信長の野望online天翔記出身、現雑賀衆さば×3のてきとー小説ブログです。
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2015年6月24日より連載開始。

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