【第10話】伝説の男。その名もオクレ兄さん

こうして俺達6人は足利の僧さんの試験の手伝いをする為、【もののけ】退治の旅へと旅立った。



まずは事前にどんな敵なのかを調べなければならない。情報とは武器なのだっ!

手伝いを頼まれた以上、この戦い決して負ける訳にはいかないっ!!


ここは情報係である千円札にもののけの情報を調べてきてもらった。

その情報からするとどうやら当時ではなかなかの強敵で、攻撃が痛い犬らしい。


これぞまさに試験の敵。今まで戦ってきたネズミや盗人などとは別格なのだ。


しかしそんなことで臆してはいけないっ!


俺達を頼ってきてくれたのだからそれを裏切るようなことはマネはできないのだっ!!!


俺は武者震いが止まらなかった。




やがて俺達はもののけの目の前に到着した。


しかし強敵もののけと戦うには一点問題があった。


それは6人で即席に組んだ俺達の徒党構成なのだ。


このような強敵の前ではネズミや泣き草のように職業なんでもOKというわけにはいかないのだ。


バランスというものを考えて徒党を作らなければならない。


俺達の構成は陰陽師、忍者2、巫女、薬師、そしてあとは試験の僧さんであった。


そう。


盾がいないのだ・・・



リネが1st鍛冶屋をやってはいたがその当時は生産専門で技能がまったくなくて駄目らしい。

俺は陰陽一筋で、盾職などいない。

もちろん他の皆も盾キャラをもっている奴などいなかった。


『盾なしでもいけるかな?』


そんな声も出たが相手は強敵もののけだ。無謀な戦いは極力避けたい。

しばらくどうしようかと考えていると一人の男が勇気を出し、声を高々に挙げた。



『俺にいい考えがある!まかせておけ!』



頼りがいのある言葉である。



その言葉を放った男、それは千円札であった。


すると千円札は正座をしだした。


キャラチェンジをしようとしているのである。


(おぉ!こいつ実は盾もってるんだな!できる男だ!)


ここにいた誰もがきっとそう思っていたに違いない。


俺達はしばらくもののけ前で作戦を立てながらキャラチェンジをしているであろう千円札を待った。




やがて遠くの方から俺達に向かって手を振りながら叫ぶ声が聞こえた。









('A`)<『おぉ~い!おまえたちぃ~!まったせたなぁ~♪』











誰かがマクロを流した。









【オクレ兄さん:忍者:レベル6:1体を発見しました】








な なんだってー!!


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レ・・・レベル6・・・・しかも忍者・・・・・だとっ!?!?



ざわざわ…ざわざわ…



俺は目を疑った。


何か悪い夢でも見てるんではないだろうか?


しかしそれは現実であったのだっ!


それはまぎれもない千円札のキャラである、外人顔の背の高いちょんまげ頭のレベル6忍者、

オクレ兄さんなのだ!!!!!

なぜこれから強敵もののけと戦うというのにレベル6の、しかも忍者でやってくるのか…


まずは冷静になり、俺はどうしてわざわざこんなキャラを運んできたのかの事情を説明してもらおうとオクレ兄さんに尋ねようとした。










だが次の瞬間!!!!
















リネ『おい!そこのちょんまげ!お前一体何しに来たんだよ?』













俺達『ちょwwwwwwwおまwwwwwwww』








みんなの気持ちを代表して一言で表現したリネの一言であった。





その一言に皆で腹をかかえて涙が出るほど笑った懐かしい思い出。





オクレ兄さん『俺様のようにレベルが低いキャラがいればヘイトが上がってみんなの盾になれるだろう!』





オクレ兄さんはドヤ顔でそんな事を言い出した。



しかし俺達は笑いが止まらないっ!



いろいろ作戦を立てていたがあまりのおもしろさにどうでもよくなり、オクレ兄さんを徒党に入れて戦ってみる事にした。



バシューン!


テーテレレレー♪








もののけ『ガウウウウウ!』






オクレ兄さん『これまでかっ!』






俺達『wwwwwwwwww』






なんとオクレ兄さんは開幕早々、もののけに噛まれて死亡したのである。




俺達は本当に笑いが止まらなかった。



たしかに、、、たしかに1ターンは盾になった・・・・・



しかしあくまで1ターンのみだっ!



その後、激戦の末オクレ兄さんの死を無駄にする事なく、なんとかもののけを撃破した。


こうして無事に僧さんの試験を達成したのである。


もののけ戦を死体のまま見送った後、オクレ兄さんは嬉しそうに、でもどこか照れくさそうに墓地へと飛んでいった。



これが後世まで語り継がれるオクレ兄さん事件の全貌だ。


それ以降その伝説の男、オクレ兄さんの姿を見た者は誰もいなかったという・・・


オクレ兄さん

※画面は当時を思い出して作成した物であり、実際のオクレ兄さんではございません。


【つづく】

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【第9話】世は並べて事もなし。

一周年東西大合戦も終わり、また何事もない平凡な日々に戻っていた。


まさに《世は並べて事もなし》という状態だ。


しかし俺の中ではあの東西戦の刺激が忘れられず、いつもウズウズしていた。


『東西戦どうだった?』


仲間内で徒党を組んではそんな雑談をしていた。

弟分の天は低レベル帯でエースのごとく大活躍ができたと喜んで話していた。

リネやリドルはあまり東西戦には行かなかったようだ。

そんな雑談をしながらも久々に皆で山城で狩りをしていた。

すると一人の神主から徒党に入れてほしいと対話がきた。


その神主の名前は筆頭家老という名前であった。

後に天邪鬼一門のクルーとなるこの男、竹中軍師。通称タコである。


(筆頭家老だと?将来の家老王の目の前でなんという生意気な名前だっ!)


などと思ったがその時はまだ初対面なのでそんな事はもちろん口にしない。


だがこいつは口は悪いがなかなかおもしろい奴で俺達と気が合い、すぐに打ち解けていった。




ある日は左京両替で一人の薬師が仲間に入れてほしそうにこちらを見つめていた。

どうやらこの薬師、リネの知人らしく名前を暁の薬師さんと言った。通称アキである。

自分に【さん】をつけるとはなんとも生意気なやつである。


また、美濃で狩りをしている時には忍者の月光蝶あさき、通称あさきというユニークな奴とも出会った。

当時伊賀忍だったが移籍を薦めるとものの2秒で決心し、移籍してきた男である。


そしてもう一人。


足利実装で上杉から移籍してきたという千円札、別キャラ大橋美奈子ともこの頃に知り合った。


こうして俺達は皆で狩りなどをしながら徐々に成長していった。


一門などなかったこの時代、俺達はそんな仲間が集まりひとつのギルド【おんもう特戦隊】を結成した。

そんないくつかの仲間との出会いも多々あり、平和で平凡な日々が過ぎていった。



しかしそんなある日のことだった。



一人のある足利の僧さんが昇進試験を手伝ってほしいとのお願いを受けた。

誰かに必要とされて行かない訳にはいかないっ!

もちろんOKを出し、俺、千円札、あさき、リネ、リドル、その僧さんの6人で僧の試験である【もののけ】を退治しに向かった。


だがしかし…

それはただの昇進試験では終わらなかったっ!


それは後世にまで語り継がれるであろう、あの珍事件、


【オクレ兄さん事件】


が、起こったのである!

【つづく】

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【第8話】一周年記念 東西大合戦

2004年5月中旬。



俺がこの信長の野望onlineを初めて一ヶ月ほどが過ぎていた。

この頃には操作の仕方や基本的な事はだいたいできるようになっていた。

レベルもようやく22。

まだまだヒヨッコではあるがそれなりに成長していた。

そんな時にある告知がされた。


ドーン!

【一周年記念!東西大合戦開幕!】


(なんだろうこれは…)


不思議に思っていると誰かが教えてくれた。

どうやら信オン一周年記念の期間限定イベントで6月に東と西に分かれ、レベル帯で区切り大合戦を行うイベントらしい。

合戦をまだ一度も経験したことのない俺にとってこの東西対抗大合戦にすごく興味を持った。

風の噂では合戦場で陰陽師は使えないと聞いていたので不安ではあったがそれよりも初の合戦が楽しみで仕方がなかった。


そして時は流れ6月。


いよいよ待ちに待った東西対抗大合戦が開幕された。

しかしこの東西戦、レベルの区切りが俺にとって悲惨な区切り方であった…


低レベル帯:1~20レベル

中レベル帯:21~35レベル

高レベル帯:36~50レベル



と、いうようにレベル配分されていたのだ。


この頃は今のように能力値を上限まで上げて皆平等にするというコーエーの思考はまったくなく、強さもそのレベルのまま、技能も覚えている技能のみとどう見ても区切りの上位レベルにいる人が有利な仕様であった。


俺は当時22レベル。

中レベル帯の下位レベルであった…

弟分の天は当時19レベルであった為、低レベル帯での出場となっていた。


(こんなことなら俺も20レベルで止めておけばよかった…)


などと少しは後悔はしたが、そんなことよりもお祭りイベント、俺にとっての初めての合戦でワクワク感を押さえきれずに合戦場へとすぐに飛び出したっ!



初めての合戦場…



この今まで聞いたことのない迫力ある音楽がまた緊張感を感じさせる…


『よし!戦いの時だっ!』


俺は士気を高め、合戦場へと足を踏み入れた!



この迫力と緊張感溢れる合戦場の熱気に胸を踊らせた。


チリンッ

>>>対人戦可能区域に入った<<<


いよいよを抜け、戦場へと入ったのである。

しかし何をしたらいいのかがまったくわからない。

とにかくいろいろと走り回ってみた。

しばらくすると遠くの方に人影が見えた。


与力:レベル32:1体を発見しました。


名前の下になぜか赤線がある。これは一体なんだろう?

しかし与力とは変な名前だなと思いながらもそちらに近づいていったと、その瞬間だった!


バシューン!

デデデデデデッデ♪



『なっ!』


なんとそれは敵PCであり叩かれてしまったのだっ!

聞いたことのない戦闘音楽。

あまりの突然の出来事に焦り、俺はすぐに逃亡を入力した。

そして見事に逃亡成功したのだが大きくダメージを受けてしまった。


(ここは戦場。一緒の気の緩むが命取りとなる!)


この経験でそう改めて実感した。


そんな事をしているとひとつの対話がきた。


『こんにちは。よかったら対人徒党組みませんか?』


!!

なんと低レベル陰陽のこの俺に勧誘の対話がきたのだ。


『初心者ですがよろしいですか?』


そう答えてみたが、ぜんぜんOKとのこと。

俺は勧誘を受け徒党に入った。

当時はまったく気がつきもせず初対面であったが後の一時期の足利議長である安芸さんの忍者が実はこの徒党の中にいた。


俺はこうして合戦場で初めて徒党を組んだ!


(なんだ…合戦場で陰陽師は誘わないという噂なんてまったくないじゃん。)


この時はそう思った。


しかし後に陰陽師の合戦参加の辛さ、不遇さを直に思い知ったのはもう少し先の話である。


徒党に入った俺は党首の人から×抜けを決してしてはいけない等などの合戦仕様や、いろんな作戦を教えてもらい学んだ。

どうやらこの東西戦は対人戦をメインで行い、忍者の不意打ちが脅威であり、それを呪縛で封じるらしい。

こうして党首についていき、激戦区の中央まで辿り着いた。

そこら中から戦闘の声が聞こえるっ!

俺は高鳴る鼓動を抑えながらも胸を躍らせた。


そしていよいよその時は訪れた。


バシューン!


7vs7


戦闘開始である!

初めての徒党での対人戦。

手が震えるほど緊張した。



敵『フハハハハハ!』


!!


敵味方の忍者達が玉のような物を地面に投げ付け一斉に不気味な笑い声を上げ隠れ身状態に入った。


俺『ハアアアア!』


俺はすぐに呪縛をしたっ!


その渾身の呪縛は、一体の忍者には入ったがもう一体の忍者には入らなかった。

やがて敵の不意打ちが俺目掛けて飛んできたっ!


ブシュッ!


俺『ぐはっ!』


なんという破壊力だろう。

一撃死は免れたものの俺は瀕死になってしまった。


(不意打ち恐るべし…)


この時代のアタックはほぼ不意打ちだけなのである。

これはまずいと思い呪縛を連打!

なんと見事に忍者二人に呪縛が入った!

呪縛さえ入ってしまえば忍者などただの隠れているだけの空気である。


さぁ反撃だ!


じわじわと押していき、


『きゅーきゅーりつよーほーどーせーがんかーふじょーじあ』


俺は万雷準備をした。


当時万雷の事を【まんらい】と読んでいたのは俺だけではないはずだっ!


やがて時は過ぎ、いよいよ決着の時が訪れたっ!


ブシュッ!


味方忍者の不意打ちが相手の旗の息の根を止めたのだ!


【旗頭が折れました。あとは逃亡するしかありません】


ログが流れた。


勝利の女神は俺達に微笑んだのであるっ!


その後も勝ったり負けたりと対人戦を繰り返し、やがて解散の時がきた。


かなり緊張したがものすごく楽しかった。


こうして俺は合戦の魅力に取り付かれていった。


やがてそんな東西大合戦も終わりを迎え、また平凡な日常へと戻っていった。


【つづく】

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【第7話】ちゅうお

このちょんまげ頭の侍、名前を楠木忠正と言った。

しかしこのちょんまげ侍、こんなにも広々とした両替の中、わざわざ俺の隣に寄り添うようにやってきてどこか不気味な男である。

しばらくすると、


バシッ


あまりにも近寄っていたため肩と肩がぶつかってしまった。


俺『あ、これは失礼。どうもすみません』

忠『ははっwこちらこそ申し訳ござらん。』



これがちゅうおとの出会いである。

それをきっかけに深夜の左京両替でちゅうおと二人で雑談をした。

お互い始めた時期も同じくらい、レベルも同じくらいとあって気があった。

そして話の話題は今後の足利についてになった。


忠『ははっw足利はどうやら周りの国の献策に負けて今やスイスらしいですよ』

俺『スイス?』



忠『ははっw合戦のない平和な国のようです』


!?


リアル社会で平和なのは大歓迎だがこの戦国の世でのスイスはまさに死亡フラグ。

合戦が起きなければ家老王になどなれるはずがないのだっ!


だが仮に今合戦が起きた所で俺達のような低レベルには何もできる事はないだろう。


そんな話をしている中、時は過ぎとにかく俺達は修業をして少しでも強くなっておこう!と結論が出た。


忠『ははっwではまた。今度一緒に狩りでも行きましょう。』

俺『うん。またねぇ。お疲れ様!』



こうして俺とちゅうおの初対面は終わった。

『ははっw』が口癖のこのちょんまげ侍、楠木忠正。

ここにまた一人、友でありライバルが誕生した瞬間である。




(今後足利家がどうなるかわからないけど俺は俺でもっともっと強くなってやるぞ!)



そう決意した。



そしてまた今日も泣き草へ。

この頃になるとリドルは陰陽師に疲れ忍者を始め、リネは生産向けの鍛冶屋では戦闘が難しいという事で新たに巫女を始めて育成していた。

泣き草を覚えたのですぐにレベルも追い付き一緒に泣き草をして成長していった。

やがて泣き草を卒業し、狩りは辻斬りへと昇格していった。


その頃にはレベルは20ほどになっていた。

【つづく】

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【第6話】泣き男、草の者

稲葉山に辿り着いた俺達は今まで見た事のない光景を目の当たりにした。


それはありえないほどの人だかりである!


『炭300文しっかり前にて販売中』

『和紙あるよ和紙~』

『どなたか材料持ち込みで生産依頼お願いできませんか~?』


大声や所作がそこら中で飛び交う稲葉山。

まさに大都会だ!


天『兄貴…なんかすごいっすね』

俺『あぁ…』


俺は田舎者と思われたくなかったのでなるべく口数を少なくしていた。

長旅で疲れていたのでしばし茶屋で休憩をし、その後いよいよ今回の目的である泣き男草の者の情報を探す事にした。

そこで俺は町中を歩く人に訪ねてみた。


『すみません。少々お訪ねしたいのですが、泣き男草の者というものをご存じですか?』

『あぁ。君も他国から来た人だね。外に出て検索をかければすぐにわかるはずだよ。』


そんな風に簡単に教えてもらった。

俺達は半信半疑のまま美濃に出て検索をしてみた。

するとズラーっと並ぶ党員募集、勧誘希望マークの数々!

その目を疑いたくなるほどに大量のマーク達に見とれてしまう程であった。


(いかんいかん。見とれている場合ではない。)


我にかえりマークの補足分をひとつひとつ読んでいくと、そこにはあの言葉が記されていた。


【泣き草@3】


!!


『む!これの事かっ!』


ついつい声が出てしまった。


急いでその募集をしている方に声をかけてみた。


『こんにちは。陰陽師と薬師の二人で初めてなのですが徒党に入れていただけませんか?』

『こんにちは。どうぞ~。とーへにいますね。』


とーへ?

何の事だろう?

と、不思議に思ったがどうやら地図に記されている座標の事らしい。

俺達はすぐにその場所へと向かった。


するとそこには数人でまるで縄張りを張っているかのように固まっている党首や党員達がいた。


『よろしくお願いします』


挨拶とお辞儀をした。

こうしていよいよ泣き草での修業が始まったのである。


どうやらこの泣き男、草の者という輩は交代制勤務になっており、朝勤務の早番が草の者、夜勤務の泣き男が遅番というシフトらしい。

早番と遅番、たまには交代してくれ!という労働者の苦情の声が出ないのか心配な所だ。



『よろしくお願いします』



俺達は徒党に入り泣き草修得が始まった。

こいつら泣き草労働者はいつもひとりぼっちの1体。

近代なにかと問題とされている【ワンオペ】というやつだ。

泣き男初戦闘。

何事もなくあっさりと勝利。

皆でフルボッコである。

身構えていたのにあっさりしすぎて拍子抜けであった。

だが獲得表を見て衝撃を受ける。

なんと修得度がマックスなのだっ!

あんなにあっさり倒せて修得がたくさん。そりゃみんなこいつらをやりたがるわけだと実感した。

まさに作業ではあったものの、あまりの修得度おいしさのあまり俺は泣き草に夢中になった。


しばらくして巫女さんが言った。


『連携できますか?』


れっ…連携だとっ!?

そんな神技があることなど知らなかった。

何のことかさっぱりわからないのでまずは見せてもらうことにした。

すると皆で力を合わせて巫女さんの術の連携に次々と乗り、草の者にアタックしているではないか!

そのあまりの団結力と強さと迫力に驚いた。


『すっげー!』


思わず心の声が出た。

しかしこの連携という技、後にネタでしかないという事に気がつくのはまだまだずっと先の事だ。


こうして俺達の泣き草デビューは無事終了し、故郷である山城へと帰って行った。


天『兄貴!楽しかったですね!』

俺『ああそうだな。また行きたいな。』


帰り道の道中、そんな会話をしながら俺達は山城へと帰っていった。

俺はこの泣き草修業の旅で修得値や経験値をかなり稼ぎ、術もどんどんと覚えて強くなっていた。


その頃にはレベル15ほどになっていた。



そしてその日の夜…



ひとりで深夜に左京両替で荷物の整理をしているとふとひとりのある男が隣にやってきた。

それは俺と同じくらいのレベル帯でちょんまげ頭の侍であった。


その侍、名前は楠木忠正、通称ちゅうおだ。



【つづく】

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【第5話】天

俺は今日もいつものように山城で修得をしようと外へでた。



するとちょうど同じレベル帯の人たちが赤!を出して犬で修得をしていたので声をかけ徒党に入れてもらった。


初めは徒党にはいるのはドキドキしたものだが慣れとは不思議なものである。


そしてしばらく雑談を繰り返しみんなで犬で修得をしていた時に一人のとある薬師から俺に対話がきた。




『こんにちは。よかったら修得ご一緒させていただけませんか?』



人数が多ければ楽しくなるし盛り上がるし大歓迎だ。党首に聞いてみるとぜんぜんokと言ってくれた。


だがなぜ党首でもない俺にわざわざ対話をしてきたのだろう?


少しばかり不思議に思っていたが相手も初心者なんだな。とその時はそう軽く思っていた。


しかしその理由はいずれわかることになる!


そしてその薬師が現地へ到着するとまだ始めたばかりの1レベルであった。



『よろしくおねがいします』



皆で挨拶をした。




これが後に起こる、あの大事件の張本人、天(仮名)との出会いである。



(1レベルならネズミでも狩ればいいのにな)



そんなことも思ったが、後輩ができたような気持ちになり少し嬉しかった。


そんな天に対して自分のできる限りのいろいろな世話をした。


当然1レベルなので犬に噛まれては死に、何度も成仏を繰り返してはいたが、それでも楽しく修得をしていった。


これをきっかけに天と知人になり、よく一緒に狩りをしたり雑談をしたりするようになった。





いつしか天は俺の事を兄貴と呼ぶようになった。





そして少し時は経ちある噂を耳にした。




『美濃という国では泣き男、草の者という敵で修得をするのが流行ってるらしい。』




どこからかそんな噂が流れてきた。


美濃とは一体なんだろう?


山城からまだ一度も出たことのない俺にとっては未知の世界である。


すると天が言った。


『兄貴!行ってみましょうか?』


弟分の前で弱気なところをみせるわけにはいかない。

他国など行ったことがない。

内心ドキドキしていたがこんなのいつものことだと言わんばかりなドヤ顔をし、



『しょうがねぇなぁ』



少し強がってみせた。


こうして俺達は初めて関所を通過し、山城からはるかかなたにあると言われる国、美濃へと旅立ったのであった。




『ご苦労様です!』




関所兵が俺に深々とおじぎをし、挨拶をしてきた。


初めて関所を通過したのである。


関所を越えた所はあたり一面湖におおわれた国、それは近江であった。

当時はまだ早馬などという便利な物はまだない。

この近江を横断しなければ美濃には辿り着けないのだ。

気が遠くなるほどの長い距離。

それでも一生懸命に近江を走った。


やがて湖を渡る橋らしきものが見えてきた。


(よし。あの橋を渡って行こう)


そう思いながら橋めがけて一直線に走り出した!

だがその時、橋にばかり気がいってしまい俺には周りが何も見えていなかった・・・

橋があることに喜び、油断をしてしまった俺はなんと道をそれて草むらを走ってしまったのだ!!!




【なんたらうなぎがさばに襲いかかった 】



『しっ・・・しまった!!!!!!』


バシューン!

テーテレレレー♪


うなぎvs俺&天



このうなぎ、どう見てもうなぎではなくヘビだったがそんな事はどうでもいい。

レベルが20そこそこでとても今の俺達には勝ち目などなかった。



俺『逃げるんだ天!』

天『で…でも兄貴っ!?』

俺『いいからここは俺にまかせて早く逃げるんだっ!』

天『わっ、わかりました兄貴…』




天は逃亡準備をした。


だが俺は弟分を見捨てて先に逃げ出すことなどそんな情けない事などできるはずもなかった。


俺『ハアアアアア!』


【呪縛・壱 】


天『あ・・兄貴っ!?』


バシ!!!

なんと見事俺の呪縛が炸裂したのである!!!


俺『今のうちだ!』


そのスキに天は逃亡成功した。

それを確認し、俺も急いで逃亡、見事に逃げ切った。


『あぶなかった・・・』


もう少しで取り返しのつかない大事故になるところだった。


こうしてうなぎから逃げ切った俺達はこれを教訓に道をそれて走らないというルールを守り、慎重に注意しながらゆっくり一歩一歩美濃へ向かって走り出した。


あれからどれくらい走ったのだろうか・・・


周りは闇に包まれ、夜が訪れたころ、ようやく美濃へと繋がる関所が見えてきた。




『不振な行動を取るでないぞ。』




近江の関所兵が俺にそう言った。



( ゚д゚)、 ペッペッ


俺はそのなまいきな関所兵に向かってツバを吐いてやった。


天『兄貴!さすがッス!』


天はその俺の強気な態度に尊敬のまなざしで俺をじっと見つめていた。

気分が良かった。



そしてようやく近江の関所を抜けた。



~美濃~



大冒険の末、俺達は無事美濃へと辿り着いたのである。

地図を開くとそれは広々とした国であった。

だがまだ関所に辿り着いただけなのだ。


俺達はまず美濃の城下町、稲葉山という場所へ向かうことにした。


道なりに進んでいくとやがて稲葉山城下町が見えてきた。

そして稲葉山へ到着した。




そこで俺達が目の当たりにした光景はこの世の物とは思えないほどの光景だった。



【つづく】

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【第4話】運命の出会い

徒党を組むということを覚えた俺は少しづつではあるが成長していた。



この頃はレベル7ほどになっていた。ネズミはもう卒業する頃合いである。


だがまだあの憎き盗人と戦うには時期早々。


(もっともっと修行して強くならなければ!)


そんな事を思いながらも今日も獲物を探し歩いていた。


(よし!今日は少し奥の方へ行ってみるか!)


そう思った俺は城下町より少しはなれた山の方へと向かった。


このゲーム、どうやら城下町より奥へ進むにつれて敵が強くなっていってるようなのだ。


そして少し山を登ったところへと辿り着いた。


するとそこには今の俺には丁度よい程度の修行にはもってこいのお手ごろな白ヘビがいた。




『よし!おまえら!俺様が退治してやる!』



俺は声を高らかにあげ、白ヘビを挑発した。



そして白ヘビとの戦いがまさに始まろうとしたその瞬間、なにやらもう少し奥の方で物音や人の声が聞こえてきた。



(先客か…)



ここにはあまり白ヘビも沸いているわけではないので別々に狩っていて枯れてしまっては申し訳がないと思い、一言断りにそちらの人の気配がする方向へと向かった。




まさかこれが俺の今後の信オン人生、いやネトゲー人生を覆すほど大きな出会いになろうとはこの時は誰も知るよしもなかった。





そこには3人で徒党を組んだ者達が白ヘビ退治をしていた。




俺『こんにちは。今からここの白ヘビを狩ろうと思っているのですがよろしいですか?』


陰陽師『こんにちわ!よかったら一緒にやりましょうか?イエーイヒャッハー!www』



(テンションの高い変な奴だな・・・)



第一印象、そう思ったこの陽気な陰陽師、こいつの名前は今は亡き火乃国清。後のシオネアラダ、通称リドルである。



二人目は刀なんとかという名前でこれで引退したらしくその後の登場はない。



最後の一人の鍛冶屋はムスーっとしててどうみても人見知りが激しいその男が裂夢純。後の夜桜純である。



そしてこのリドルと純と二人との出会いが後に起こるあの大事件の火種になるとはこの時一体誰が予想できただろうか…




そして狩りが始まった。



まず俺には気になって気になって仕方がないことがあった。


それは【裂夢純】という漢字が読むことができなかったのだっ!!



(れつゆめじゅん?いや違うな…)


(れっむじゅ?う~んなんか変だ…)


(りねじゅ?)


(あっ!!!)


      |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
    /  `´  \
     ('A`)
     ノヽノヽ
       くく



(これだっ!リネージュに違いないっ!)







俺『ねぇねぇ、裂夢純ってリネージュって読むの?』

純『いいえwwww』

俺『よし!今日からリネで!』

純『・・・』



こうして【リネ】という呼び名が誕生し、定着していくのであった。

しかしなぜ、当時の俺が【裂夢純】を【リネージュ】 と読んでしまった理由は未だに不明のままだ。



そして俺達は白ヘビを狩りながら雑談した。

なぜか初めてあったとは思えないほど会話がはずみ意気投合した。

殺伐としたこの戦国の世とは思えないほどの楽しい会話がはずみ、やがて解散の時となった。



『今日はすごく楽しかった。また一緒に遊ぼう!』


『こちらこそ!』



そんな挨拶をし、解散となった。



こうして俺達はなにげない普通の狩りをきっかけに良きかな、悪きかな、今後の人生を左右する大きな運命の出会いを果たしたのであった。


そしてこれをきっかけに俺達は毎回徒党を組むようになり一緒に修得や経験の狩りなどをするようになり、共に成長していった。





その頃にはレベルも10ほどになり、あの憎き盗人も俺にビビって襲い掛かってこなくなっていた。

だが俺にはこいつらに恨みがある!



俺『おいお前!あの時はよくもやってくれたな!』



盗人『ヒエー!どうかお助けください><』


俺『だめだ。』


そんな命乞いなど許すはずもなく俺は覚えた必殺技、業火・弐で盗人達を燃やしてやった。


盗人『ぐはっ』



俺『やる時はやるぞ!』



見事リベンジ成功である!!!



こうしてリベンジを果たし、俺にとっての一つの目標が達成された。



だが俺はまだまだ弱い。


もっともっと強くなりたい。


そんな欲望が俺の中でどんどんと強くなっていた。


そんな時、他国にいると言われる泣き男、草の者の噂を耳にすることになる。


【つづく】

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【第3話】初めての敗北と初めての徒党

>>>さばvs盗人×3<<<

1vs3の戦いが始まった!


『貴様らごときがこのレベルアップした俺に勝てるものか!』


声を大声にして叫んだ。

まずは先制攻撃!


『てやっ!』


ササッ

なんと避けられてしまった!

(不覚…だかまだまだだっ!)

そして盗人の攻撃!

【連撃】

『ドリャードリャー!』

ガッガッ!

!?

『い…痛いっ!』

ネズミとは比べ物にならないほどの大ダメージを受けてしまった!!

『な…なんという強さだ!』

ネズミを軽々と倒せるようになり天下無双だと思っていた自分が愚かに感じた。

この時までは自分が最強だと思っていたのだ。

世の中には上には上がいた。

まさに井の中の蛙状態である。

あまりの格の違いに呆然としていた。

だが盗人達はそんな事には容赦なく次々と俺に襲いかかる!

それはもう永遠の出来事に感じたが、でも一瞬であった…


そして意識が薄れていった…



・・・




『ハッ!』



気がつくと俺は右京の墓場にいた。

このゲーム、死んだからといってゲームオーバーな訳ではない。

どうやらこの世界では死ぬと墓場で生き返るらしい。

しかしリアル人生では死ねば完全にゲームオーバーなのでみんな気をつけよう。

そしてあの後、俺はあのまま倒されてしまい、そして成仏して生き返ったようだ。


そう。

絶対の自信があったのにも関わらず俺は盗人に敗北してしまったのだ!

相手が3人だったとはいえ完全に敗北である。

『ちくしょー!』

悔しくて叫んだ。

家老王への道のりは激しく遠い。

まだまだ自分の力のなさ、自分の弱さを実感させられた。

この敗北を胸に刻み、俺は強さを求めまた修業の旅へと旅立ったのであった。




それから数日が経った。


盗人に敗北した俺は恐怖心から戦闘に対して少し慎重になっていた。


(まだまだ俺は弱い。もっともっとネズミを倒し修行をしてレベルを上げなければ奴には勝てない!)


そんな事を考えていた。


そしていつも通りに門横のネズミの所へ行った。


『待たせたな!』


そうネズミに向かって勢いよく言葉を発した。

もはや門横ネズミ狩りの常連である。

ネズミ達も毎回俺に倒されてしまって気がまいっているのだろう。

俺の顔を見るやいなや、


(またきたのか・・・)

ねずみ


と、言いたそうな顔でこちらを見つめ、そしてそそくさと逃げていこうとする。

完全にネズミ達はこの俺にビビっているようだ。

まるでヘビに睨まれた蛙。

だが俺は容赦はしない!!

この世の中は弱肉強食なのだからだっ!!

と、またいつものようにネズミに襲いかかろうとした瞬間、



『キキキィ!』



少し先から別のネズミの鳴き声が聞こえた。


なんだろう?と疑問に思いその方向へと近づく。


すると別の人もネズミを狩っていた!


しかもよく見るとそれは一人ではなく俺と同じくらいのレベルの人、数人なのだ!!

数人で束になり、か弱いネズミをいたぶる光景。

一見いじめのように見えるのだが先ほども言ったがこの世は弱肉強食の世界。

そんな甘えなど通用しない戦国の世なのだっ!!


俺はしばらくその人たちを見ていた。

やがてそのネズミは息絶え、戦闘が終了した。


こちらに気がついた一人の人が俺に声をかけてきた。



『こんにちは。よかったら一緒に修得しませんか?』


(修得?一体何のことだろう?レベル上げの事かな?)


などと不思議に思いながらも


『よろしくおねがいします』


俺は返事をした。


ピュイ♪


勧誘を受け徒党に加わった。


その徒党の中には俺と同じくらいか、俺よりももっと強い強者達が大勢いた。


この初めての徒党の中には後に足利家として合戦場をともに駆け巡るゆらゆら魔悪さんの姿があった。 (現在はもういません。)


だがこの時点ではまだ初対面。




『よろしくおねがいします^^』


皆がこころよく俺にあいさつをしてくれ、受け入れてくれた。


『よろしくおねがいします』


俺もなれないタイピングで必死にあいさつをした。

初めての徒党。ドキドキが止まらなかった。


そして6人ほどでネズミをしばくことになった。


ネズミなど俺一人でも軽く倒せれる。

当たり前のようだが6人もいればそれこそネズミなど一瞬で息絶えるだろう。


俺の中に疑問が生まれる。


(ネズミなんて一人でも倒せるのになんでもっと強い経験値のよい敵をやらないのだろう?これだけ人数がいれば憎きあの盗人ですら倒せれるだろうに)

と。


しばらくして勇気を出してたずねてみた。


『質問があるのですが、なぜずっとネズミをやるのでしょう?』


すると魔悪さんが答えてくれた。


『経験値よりもまずは修得を優先したほうがいいからですよ。』


さっきも言っていた修得という言葉。一体なんのことだろう???


続けて魔悪さんが話しだした。


『目録を設定してます?それを設定しないと技能が覚えれないので設定したほうがいいですよ』


当時その時はまったくチンプンカンプンだった。


そんなわからず困っている俺になぜ経験値の低いネズミを倒すのかや修得についてなどといろいろと丁寧に教えてくれた。

どうやらこの世界では目録を設定しなければ技や術などは覚えれないようなのだ。

某竜退治のゲームのようにレベルが上がればベギラマが使えるわけではなかったのだ!!


そして魔悪さんや徒党の人の丁寧な説明のおかげでとうとう俺は目録を設定するということを覚えた!!


俺『ありがとうございます!』


魔悪『^^』



名前は魔と悪でとても恐ろしそうではあったが実はとてもいい人で優しい人。

^^がとても優しく感じた。

人を見かけで判断してはいけないなと実感した。

俺は尊敬のあまり魔悪さんの事をおかしらと呼ぶことにした。



俺もいつかこんな風に誰かに優しくできたらいいな。


そう思った。




そしてその後も雑談をしながらも皆で修得をし、やがて時は過ぎ、解散の時を迎えた。

すごく単調な作業ではあったが時間など一瞬で過ぎ去ってしまった。

楽しくて仕方がなかった。


俺『お疲れ様でした!またよろしくおねがいします^^』



今ではめっきり使うことはなくなった【^^】を俺もこの時初めて使ってみた。



そして知人登録を済ませ、こうして俺にとっての初めての徒党は解散された。






俺はこれをきっかけによく徒党というものを組むようになり、少しづつではあるが力をつけていった。
















そして今後の俺の運命を大きく左右する、良きかな、悪きかな、奴等との運命の出会いはそんな時だった。



【つづく】

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【第2話】初めての戦い

俺は初めてフィールドに足を踏み入れた。

(これが外の世界か…)

吹く風が心地いい…

初めてのフィールドなのになぜか懐かしい、そんな気分だった。

しばらく歩いているとなにかの気配がしたっ!



『何者だっ!』



俺は叫んだ!

恐る恐る息を潜め、ゆっくりとその気配がした方向へと近付いた。

すると!


ササササッ


『うわっ!?』

驚いた。

何かが動いたのだっ!

一体なんなのだろう?

俺は覚悟を決め、いよいよその気配のした場所へと飛び出したのだ!



それはなんとネズミ:1レベル:1体であった。

どうやらこいつは襲ってくる気配はないようだ。

(なんだ。ただのネズミか…)

気配の正体がわかり安心はしたがまだ油断はできない!

出会ってしまったのは何かの縁。

襲ってこないとはいえ、このネズミとの出会いはきっと天が与えた俺への試練だとすぐさまに悟った。

遠慮も容赦も一切いらない。

俺は心を鬼にし、ネズミを叩いた!


バシューン


テーテレレーテレレレレレ♪


初めてのバトル!


>>>さばvsネズミ<<<


戦闘開始である!!

俺は陰陽師であったがまだ駆け出しのひよこである為まだ術など使えない。

攻撃手段はボロボロの小刀で殴るのみである!

しかし敵を前にしてそんな弱気な事は言ってられない!


『キキィッ!』

『ぐはっ』


そんな無駄な事を考えているスキをつかれ先制攻撃を受けてしまった!

(油断した…)

だがもうそんなスキは見せない!

小刀を振りかざしネズミを切り刻む!

ネズミも負けずと必死に抵抗する!

どれくらい戦ったのだろうか…

俺の最後の渾身の一撃がネズミに突き刺さった!

キィ~

ネズミの息の根を止めた。


『やる時はやるぞ!』


俺は勝利したのだ!

(なかなかの強者であった…)

こうして俺は初めてのバトルに見事勝利を納めたのだった。

だがしかしこの後さらなる強敵が俺の前へと立ち塞がることになるっ!!






その後、ネズミに勝利した俺はその後も次々とネズミを倒していった。

そしてやがてその時は訪れた。


ドーン


レベルアップ!


なんと激戦を繰り返した俺はついにレベルアップをしたのである!


(なんという力だろう…これがレベルアップの力か!体中から力が溢れ出てくるようだ!)


そんな事を思いながらもその後もバッサバッサとネズミをなぎ倒す。

その姿、まさに鬼神!天下無双状態である!

もう誰にも負ける気はしなかった。


もはやレベルアップした俺の前ではネズミなど相手にもならなかったのだ。

(ふぅ…俺も強くなったな。)

そんな事を考えていた矢先に事件が起こった!


ふと気が抜けた一瞬の出来事だった…





カチッ





なにやらどこかのボタンを押してしまったようだ。


するとなぜかキャラが勝手に走り出してしまったのだ!!



『なっ…なんだこれはっ!?』



なんとオートラン状態になってしまったのだ!

だが当時はオートランなどという動作など知るよしもなかった。

突然の出来事に頭の中が真っ白になりパニックになっていた。

だがそんな事はおかまいなしにキャラは暴走する!

やがて暴走した先に人影が見え、必死で叫んだ。


『すみません。そこの方、どうか私を止めてくださいっ!』


日本語としておかしな言葉ではあるがその時は本当に誰でもいい。こんな暴走した俺を止めてほしかった。




だがしかしっ!




【盗人がさばに襲いかかった】

バシューン!


『なっ!?』


テーテレレーテレレレレレ♪


盗人:レベル5:3体


!!!


なんと暴走した先の人影はあきらかに俺よりもレベルの高い盗人、しかも3体であったのだっ!

1vs3とは卑怯な奴らだ!

そう思ったがネズミでレベルアップをし力をつけた俺の前ではこんな奴らは敵ではないはず!



『お前達などこの俺様が蹴散らしてくれるわっ!』



この時まではそう思っていたんだ…


【つづく】

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【第1話】旅立ち

この物語は戦国の世を生きぬき、たくさんの仲間達との出会い、喜び、悲しみ、戦い、争い、冒険、友情、宿敵、恋愛、絆、勇気、そして別れ。

そんな戦国の世を全力で駆け抜けたひとりの漢のノンフィクション物語である。

どうかこの物語が無事に最後まで語る事ができますように……





【PANPIECE】





かつてこの世のすべてを手に入れた伝説の家老王、ノーブナガ・オダー。

彼の死に際に放った一言は人々を戦へと駆り立てた!




『俺の財宝か?欲しけりゃくれてやる。探せ!この世のすべてをそこに置いてきた!』



人々はロマンを追い求める。

世はまさに大戦国時代!!!










2004年 春 京都…






世はまさに大戦国時代。




俺は前職の知人Yに誘われ、信長の野望online、この天翔記の戦国の世へとやってきた。


知人のYはその頃烈風伝でプレイしていたのだが俺は天翔記で始めた。
 
なぜかというと他の別のリアル知人が数人以前より天翔記でプレイしていたからだ。

この日はたまたま足利、三好、雑賀と西国実装の日であった。


京都のはずれにある左京の茶屋前で一人の陰陽師としてこの戦国の世に誕生した。

なぜ足利家を選んだかというと理由は簡単。

新国実装という事でリアル知人達がその時にちょうど山城探索に来ていて、それで山城に拠点をもつ足利を選んだということ。ただそれだけだった。



(これから一体どんな冒険や出会いが待っているのだろう?)



そんな事を思いながらも俺の心中は期待と不安でいっぱいであった。



そしていよいよこの戦国の世を駆け巡る第一歩がやってきた!





『家老王に俺はなる!!』




この世界での家老の中の家老、それが家老王。

家老王になると心に誓い、この戦国の世に旅立った!!!




まず操作のやり方もよくわからぬまま俺は左京の町中をゆっくりとフラフラと歩いていた。




初めてのPCとの遭遇。

すれ違っただけでもなぜかすごく緊張した。

いまいちPCとNPCの区別がつかなかった懐かしい思い出。



突然話かけられたりもしたが、もちろんなにも知らない初心者なので返事もできない。

会話のやり方もあいさつや所作のやり方などもわかるはずもなかった。


そんな感じで緊張しながらも町中をひとりで探検していると天翔記にいるリアル知人が発見してくれ、いろいろと操作のやり方を教えてくれたりした。


このゲームにとっての基本的な事を学んだ。


ただ、所属している国が違うため、リアル知人とはそこまでの深い交流はなかった。




(自力でこの戦国の世、この足利家で生きていかなければならない!)




そう心に誓った。


このゲームは一人でやるオフゲーではない。

中身がきっちりある人間同士のゲーム、オンラインゲームなのだっ!

はやりそれには仲間が必要不可欠である。



(一緒に旅を共にする仲間を見つけなければ!)



そんなことを思いながらも俺は左京の町を後にし、初めて外の世界、フィールドへと旅立ったのであった!



果たしてこの先、どんな仲間達や強敵と出会うことになるのだろうか!?



【つづく】

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プロフィール

さば×3

Author:さば×3

信長の野望online天翔記出身、現雑賀衆さば×3のてきとー小説ブログです。
遊びにマジメ、仕事はてきとーです!

2015年6月24日より連載開始。

初見の方はカテゴリより【第0話】から読まれる事をおすすめします。

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・本作品は基本的にノンフィクションではありますがフィクションもまじっております。

・登場する人物は一部仮名で表現しております。

・本編中にリンクする自作動画はすべて趣味の範囲で作成しており、広告収入なのは一切頂いておりませんのでどうぞ暖かく見守ってやってください。

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